内蔵データ・ストレージを増大したRFIDメモリIC(ST)

2010年12月21日10:28

STマイクロエレクトロニクス(ST)は、各種装置の「応答」を可能にする新しいRFID製品を発表したと発表した。同製品は、各種装置のメンテナンス履歴などの詳細情報を提供するとともに、顧客ならびに機器オペレータによるサービスのスピードアップと記録管理の簡略化を実現するという。ICタグ(RFID)回路と大容量不揮発性EEPROM(64Kbit)を組み合わせた新製品「LRiS64K」は、メーカーの詳細な初期データや修理・アップグレードの記録といった大量のデータの格納を可能とする。業界標準のワイヤレス機能、大容量のデータ・ストレージ、安全なデータ保持および長期にわたる信頼性を兼ね備えた独自の製品だ。

LRiS64Kを搭載した医療装置、産業機器、車載用制御機器、航空電子モジュールなどを整備する技術者は、標準的なRFIDリーダを使用し、同製品上に保持している重要な固有情報にアクセスできる。この内蔵ストレージにより、紙上での記録収集やオンライン・データベースへのアクセスが不要になる。製品ごとのサービス履歴は、以降の点検やサービス実施時のアクセスに向けて、LRiS64Kのメモリ内で更新。同機能により、医療、航空、物流、石油化学、建築、製造などの分野で不稼働時間の短縮が可能となり、保守・修理・運用コストの低減に役立てることができる。

LRiS64Kは、RFID製品の国際規格ISO 15693 / ISO 18000-3 mode 1に準拠した近傍型デバイス(13.56MHz)で、通信範囲内における他製品との共存が可能だ。また、同調コンデンサを内蔵しているため、外部アンテナとの接続が容易となっている。メモリのデータ保持期間は40年以上、書き込み/消去サイクルは100万回以上。

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