「Tokyo Photo 2012」でNFCタグカードとスマートフォンを利用したO2O実証実験

2012年10月2日9:30

リクルート アドバンスドテクノロージーラボは、2012年9月28日〜10月1日まで東京ミッドタウンホールで開催された「Tokyo Photo 2012」(東京フォト2012)においてNFC(Near Field Communication)技術を利用した実証実験を行った。会場では、NFCタグカードを約5,000枚用意し、来場者に配布。来場者は、手持ちのカードとスマートフォン、Facebookを連携させることで、作品の詳細情報を閲覧でき、情報を拡散可能な取り組みとなった。

リーダにNFCタグカードをかざすとスマートフォンに作品の詳細情報が表示される

来場者はまず、会場の受付でカードを受け取り、スマートフォンでポスターのQRコード読み取ったり、URLを入力することで専用のギャラリーサイトにアクセスする。次にギャラリーサイトでカードに記載されたID番号を入力してログインを行い、Facebookのアカウントを登録する。

Tokyo Photo 2012会場内の28カ所にクレスコ・アイディーが販売するリーダを設置。利用者は、気に入った作品のリーダにカードをタッチすると、手持ちのスマートフォンで詳細情報を閲覧することが可能だ。また、Facebookのタイムラインへ情報をアップすることもできる。作品の画像については、Facebookのタイムラインにはアップされないが、ギャラリーサイト内の「画像をFacebookにアップする」をタップするとアップロードが可能だ。

タグをかざすと作品の詳細情報を表示(左)、画像はFacebookに投稿可能(右)

なお、来場者に配布したNFCタグカードはエース工業が提供。NFCタグカードのチップのインレイは、SMARTRACの「NTAG203」(チップはNXPセミコンダクターズ製)を使用している。来場者は、タグカードを持ち帰り、自宅でギャラリーの詳細情報を楽しむことも可能だ。

技術協力を行ったエクレル 取締役 浅利北斗氏によると、「今回はO2O(Online to offline)の取り組みとして、会場内で行われるアクションがFacebookなどを通してオンラインへ展開されることを狙った」そうだ。同仕組みは、LEDの点滅制御、アナログ入出力の制御、リーダライタの読み取り制御を「Ruby」で実施。リーダライタには、Beagle BoneにUbuntuをインストールした環境を用意した。タグカードのID情報はすべてサーバで管理し、28台のリーダを設置後、専用のタグカードを用いて情報の登録を行った。

リーダに情報の登録を行うNFCタグカード

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