2013年2月7日10:00
大京は、マンションギャラリーにおける「接客改善」の取り組みとして、2013年2月9日にグランドオープンする「ライオンズ立川グランフォート」のマンションギャラリーから NFCタグを利用し、タブレット型PCをかざすことにより動画を取り込んで説明する営業手法を採用すると発表した。また従来から使用していた約10インチのタブレットPCから片手で持てる 7インチタブレットPCを採用することになった。
大京では、タブレットPCをマンションギャラリーの営業手法で運用する中で、タブレットの重さが案内中に利用者に負担になることと、同期し説明する画像に音声と動きが少ないという点が課題だったという。今回、NFCタグと小型タブレットPC を使うことにより、タブレット PCの重量の課題を解決するとともに、静止画の同期だけではなく、動画の同期も行うことにより、多様な説明が可能になる。さらに、同じタブレットを使用した営業手法に比べ、タグの運用が安価で更新手続きが簡易であることに加え、販売促進やマーケティングにも応用できることから NFCタグを採用したそうだ。
具体的には、利用者が所有するスマートフォン、またはマンションギャラリーで用意した小型タブレットをNFCタグにかざすことにより、複雑な操作もなくWeb へアクセスが可能となり、動画や静止画を閲覧可能だ。その動画を親機と子機で同期することによりマンションギャラリー内の説明を行うという。
また以前は販売促進活動で近隣の商店などに広告チラシ等を設置して配布していたが、その効果測定や情報更新などが煩雑になっていた。今回、NFCタグを利用することにより、チラシなどは置かず、NFCタグが付いたトレイを置くことで、利用者は自身のスマートフォンなどから情報を取得することが可能になり、物件の販売中の間取りや価格などの最新情報を取得できるという。