2013年4月25日18:37
富士通はこのほど、西日本鉄道に、クラウド型ポイントシステム「ValueFront(バリューフロント)ポイントサービス」を提供したと発表した。
西日本鉄道では、西鉄ホテルグループとして、「西鉄グランドホテル」、「ソラリア西鉄ホテル」、「西鉄イン」、「花山酔」、の4ブランド18ホテル(4月1日現在)を全国に展開している。西日本鉄道は西鉄ホテルグループ共通で使用できるポイントサービス「西鉄ホテルグループポイントメンバーズ」を2013年4月1日より開始し、今後も、さまざまなポイントサービスを展開する予定だ。
これまで西日本鉄道では、「ソラリア西鉄ホテル銀座」「ソラリア西鉄ホテル鹿児島」、および「西鉄イン」ブランドの計15ホテルでのみ、共通のポイントサービスを提供しており、全ホテルでポイントの蓄積・利用ができなかった。そこで、さらなる顧客サービスの向上に向けて、西鉄ホテルグループ全体の共通ポイントサービスの構築を検討していたという。
今回、こうした課題を解決するために、西日本鉄道はクラウド型ポイントシステムValueFrontポイントサービスを採用し、18ホテル共通の「西鉄ホテルグループポイントメンバーズ」を構築した。
同サービスのホテル間でのポイント精算機能や共通プロモーション機能により、すべてのホテルでポイントの蓄積・利用が可能となった。また、オリジナルのメンバーズカードだけではなく、おサイフケータイ、交通ICカード「nimoca」をメンバーズカードとして利用できるよう、ポイントシステムと既存のホテルシステムやnimocaシステムと暗号化技術を適用した通信環境下で連携し、利便性を向上させたという。
今後、西日本鉄道では、ポイントカードのデータを分析できる会員分析機能を活用することで、ホテルの利用顧客に対し効果的なアプローチを行う予定だ。