◇ コンセプトは「何でもFeliCaになる!」

2010年8月11日 00:00

・既存のICカードとは異なるマーケットが対象

「FeliCa Lite」は、廉価なカード向けに設計されたICカードチップだ。スタンダードのFeliCaチップに備わるセキュリティ機能を簡易化し、ファイルシステムを最適化してある(仕様の詳細は「3. FeliCaの製品体系」)。

図1 FeliCa Liteの利用イメージ

FeliCa Liteのキーワードは、「何でもFeliCaになる!」(図1)。省電力化したカスタムチップで、アンテナも小型化してあるため、シールやポスター、チラシへの添付など、これまでのICカードとは違う使われ方が対象に入ってくる。

URLを記したFeliCa Liteを、はがきやカード、名刺などに貼って、特定のサイト、コンテンツに誘導するようなサービスも有望だ(URLなどのデータの書込みはパソコンから可能)。FeliCaポートを備えた薄型テレビがある家庭へはがきを送り、これをリモコンにかざしてもらうことで、特別なコンテンツを見せるといった展開もあるだろう。

・特質を生かしたアプリケーション開発を

図2 FeliCa Liteを使ったサービス展開の例

FeliCa Liteの大きな特徴は、スタンダードのFeliCaカードにはない減算専用のデータ領域を2セット備えた点だ。この領域を使うと、例えば、DMに3回まで無料で入場できる優待券を付ける、新規開店時に5度目の来店まで利用できるクーポンを配布、10回使えるポイント倍増の特別カードなど、きめ細かな、ユニークなサービス展開ができる(図2)。DMなどの配布先を記録しておくことで、マーケティングデータの収集も可能だ。

QRコードでもカウントを基準にした使い方はできるが、媒体をコピーされてしまえば、何度でも使えてしまう。ICカードのFeliCaは、ユニークIDを識別できるため、確実な運用管理ができる。

※本記事はTIプランニング発行の「FeliCa・NFCレポート」の一部分をご紹介したものです。ただいま、「ペイメントナビオープン記念 夏のレポート祭り」を開催中ですので、「FeliCa・NFCレポート」にご興味がある方はこの機会にぜひ、購入をご検討いただければ幸いです。

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