ビーコンを活用したオフラインプロモーションソリューション「ポトフ」を開発(ラック)

2015年10月6日18:21

ラックは、ビーコン(BLE:Bluetooth Low Energy)技術を用いた、オフラインプロモーションを可能とするソリューション基盤「ポトフ」 (POTF: Plural Options of Transfer Facility~情報伝達機能を提供する複数の手段~)を開発し、第一弾となるシステムを提供したと発表した。

スマートフォンの機種の多くには、2.4GHz帯(ISMバンド)の電波周波数帯を利用して通信を行う、近距離無線通信規格「Bluetooth」が搭載されている。Bluetoothはマウス、キーボードのような入力デバイスの接続だけではなく、ワイヤレスヘッドフォンやRFIDタグリーダーといった多くのデバイスの接続に利用されている。また、Bluetoothビーコンは、省電力で駆動するビーコン電波発信端末を屋内外の施設に配置し、発信端末が通知する位置情報や関連通知をスマートフォンなどのビーコン受信機が受け取り、目的の動作を行うために用いられる。

同社は2014年12月に、公益財団法人 東京動物園協会と協力して、葛西臨海水族園においてビーコンとスマートフォンを活用した情報提供サービスの実証実験を行い、1カ月の間に1,800名近い利用者が情報提供サービスを利用したそうだ。

ラックでは、同実証実験によりビーコンを利用したシステムの有効性を確信し、このほどオフラインプロモーションソリューション基盤 「ポトフ」を開発した。

「ポトフ」は、教育施設やアミューズメント施設、商業施設などにおいて、位置情報と連動して関連した情報を提供することで、来場者の満足度の向上や購買行動の促進を実現し、施設の利用状況の分析などを可能とするオフラインプロモーションのソリューション基盤であるという。「ポトフ」を利用することで、スマートフォンで動作するアプリケーションの開発は、コンテンツの素材を準備するだけで制作することができ、またビーコン発信機の設定と設置は、ラック等により短期間に行えるそうだ。

公益財団法人 東京動物園協会のイベント都立動物園・水族園クイズラリー「なきまね怪盗現る!? コキャットからの挑戦状 IN TOKYO ZOO」では、来園者の所有するスマートフォンに専用アプリケーションをダウンロードし、都立動物園・水族園4園(上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園)に来園すると、園内に設置されたビーコン発信機の通知を受信することでクイズラリーがスタートする。園内の動物の鳴き声やさまざまな興味深い情報を、スマートフォンならではの表現力で来園者に伝えることで、来園者の興味と関心がより引き出されるそうだ。

「ポトフ」は、このような教育施設での利用のほかに、野球場やサッカー場といったスポーツ施設での情報提供や、商業施設でのプロモーション、迷子対策への活用など、低コストかつスピーディーにオフラインプロモーションを始めることが可能となる。

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ペイメントナビ編集部

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