eメール・マーケティング再検証

2010年8月26日09:00

手軽なコミュニケーション手段だからこそ
精度の高い企画と慎重な展開が求められる

 
eメール・マーケティングにおいては「誰に」「どんなメッセージを」「どのタイミングで」伝えたいのかを意識して、計画的な配信を行うことが必須だ。さらに、継続的な効果検証を行って、その結果を施策に反映するサイクルを構築できれば、効果の最大化が実現できるだろう。

テクノロジーの発展を背景に

マーケティング・ツールとしての可能性を高めたeメール

eメールのマーケティング活用が本格的に始まったのは、Windows95の登場などで、インターネットの普及が爆発的に進んだ1990年代半ばのことであろうか。

その後、メール配信ASPサービスの一般化などで配信の手間が低減したことを背景に、紙DMの代替などを含めて配信数は年々増加していった。その中で、コスト面のみに目を向けたバラマキ型のeメールが増加した時期もあったが、近年では、無計画なeメールの配信が企業の信頼度を損なうことを理解する企業が増加し、精度の高い企画に基づいた秩序ある配信が増加しているように思われる。

eメール・マーケティングを取り巻く技術も年々向上している。例えばHTMLメールが普及したことによってeメールの表現力は格段に向上し、開封率の確認も可能になった。また、eメールによるオファーの受け皿となるWebサイト内でのユーザーの行動を把握するアクセス解析技術も普及するなど、eメール・マーケティングの効果検証を行うための環境も整ってきた。

さらに見逃せないのはモバイルの普及だ。「24時間・30cm以内」という特性を持つ史上類を見ないパーソナル・メディアが、ほぼ1人1台に近いかたちで普及し、いつでもOne to Oneのコミュニケーションを取れる状況になったことで、eメール・マーケティングの可能性はますます高まったと言える。

しかし、eメール・マーケティングの歴史はまだ15 年程度であり、その方法論については絶対的な正解が確立されていない段階にある。また、企業ごとの商品・サービス分野やビジネスモデル、ターゲットの違いなどによって、最適な運用方法も異なることは確かであろう。

今回の特集では、eメール・マーケティングに積極的に取り組んでいる企業のケーススタディを中心に、現時点における戦略的eメール・マーケティングの実態と将来的な展望を探った。

※続きは下記サイトでご覧いただけます。

月刊「アイ・エム・プレス」Vol.172 2010年9月号概要

page toppagetop