プリペイドカードにロイヤリティ機能を持たせる動きが加速

2015年9月11日8:19

日本では、飲食店やスーパマーケットなどで、ハウスプリペイドカードにポイントや割引などの特典を搭載するケースが増えている。また、KDDIの「au WALLET」、ソフトバンク・ペイメント・サービスとソフトバンクが「ソフトバンクカード」を発行しているように、国際ブランド搭載のプリペイドカードが注目を浴びている。

「au WALLET」は独自の特典ポイントプログラム「Walletポイント」、「ソフトバンクカード」には共通ポイントの「Tポイント」機能を搭載(出典:KDDI、ソフトバンク・ペイメント・サービス)

「au WALLET」は独自の特典ポイントプログラム「Walletポイント」、「ソフトバンクカード」には共通ポイントの「Tポイント」機能を搭載(出典:KDDI、ソフトバンク・ペイメント・サービス)

クレジットカードやデビットカード、プリペイカードといったペイメントカードの中で、現在、急成長しているのがプリペイドカードで、アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアなどカード決済のシェアの高い国のみならず新興国や発展途上国でも同様であるという。

 国際ブランド搭載のプリペイドカードは、未成年者であっても、“信用”に問題があっても、特定の当座預金口座や銀行口座を持っていなくても発行が可能だ。また、海外でも特典ポイントプログラムなどのカスタマーロイヤルティプログラムを搭載する動きが加速しているという。さらに、セキュリティ上の問題からクレジットカードによるオンライン決済を嫌がる層の取り込み効果も高い。

 こうした理由から、ポイント特典のカスタマーロイヤルティプログラムを搭載した日本の「au Wallet」や「ソフトバンクカード」のような、国際ブランド搭載のプリペイドカードの発行を行う動きが海外でも起こっている。

決済連動マーケティング市場要覧によると、海外では、アメリカやカナダ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、中東などで発行されている国際ブランド搭載およびクローズドなオンラインプリペイドカードに特典プログラムが付帯されているという。

ただ、アメリカでは国際ブランド搭載のプリペイドカードは、プリペイドカードのサービスプロバイダーや銀行によるプロパーカードの発行が主流で、特典プログラムがよく付帯される提携のデビットカードやプリペイドカードはまだ少なく、特典ポイントなどのカスタマーロイヤルティプログラムが付帯されているケースは多くはないという。

 また、日本のイオンの「WAON」やセブン・カードサービスの「nanaco」といった電子マネーは独自の特典プログラムを展開しており、楽天の「楽天Edy」も楽天スーパーポイントをはじめ複数のポイントプログラムから自身の好きなポイントサービスを選択できるが、イギリスのIC電子マネー「sQuid」、シンガポールのIC電子マネー「NETS」と「NETS @Flash Pay」、韓国の「Cashbee」、台湾の「iCash」や「MOS Card」、タイの「Smart Purse」なども特典プログラムを提供している。

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ペイメントナビ編集部

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