MasterCardがTravelexのプリペイドカード管理事業を買収(MasterCard)

2010年12月15日17:51

マスターカード・ワールドワイド (MasterCard) とトラベレックス(Travelex)は、MasterCardがTravelexのプリペイドカードプログラム管理(CPM)事業を現金2億9,000万ポンド(4億5,800万米ドル)で買収したと発表した。同契約には、一定の業績目標の達成に応じ、最大3,500万ポンド(5,500万米ドル)の報酬が上積みされるアーンアウト条項が盛り込まれている。買収手続きは2011年上半期中に完了の予定だ。
       
MasterCardは、Travelexが金融機関や小売店、旅行代理店、外貨両替店など世界各地のビジネスパートナーに提供する、消費者および企業向けの旅行用プリペイドカードの管理・発行事業を取得する。またこれには、企業が複数の通貨にまたがって給与、日当、経費を精算するための業務用プリペイドカードの管理代行業務も含まれる。ただし、この買収を機にMasterCardがプリペイドカードを直接発行する計画はないという。

今回の買収に伴い両社は、Travelexの店頭やオンラインで販売されているプリペイドカード「Travelexキャッシュパスポート」プログラムについても、MasterCardが管理サービスを提供する長期契約を締結した。世界最大の外貨両替専門店Travelexは、成長著しい旅行用プリペイドカード市場のパイオニアであり、Travelexキャッシュパスポートを発行し、海外旅行の際の金銭の所持や支払いを安全かつ便利にするサービスを提供している。

同買収は、MasterCardとTravelexの長年にわたる強固なパートナーシップの延長上にある。昨年この2社は、Travelexのカード事業の大半をMasterCardブランドでの運用に移行することで合意し、またTravelexがMasterCard Integrated Processing Solutions (IPS)のプリペイド取引処理手続きをグローバルで導入するなど、関係を深めてきた。MasterCard IPSは、金融機関向けに提供するデビットおよびプリペイド決済処理ソリューションである。

MasterCardは今回の買収取引の影響として、2011年の1株あたり利益が0.04ドル希薄化すると予想。これは償却費用および1回限りの取引費用および統合費用によるものだ。また、2012年については中立的、2013年以降は収益にプラスの影響を与えると見込んでいる。

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