「提携クレジットカード」の新潮流~ジェイティービー「JTB旅カード」(2)

2011年2月2日8:10

「提携クレジットカード」の新潮流~ジェイティービー「JTB旅カード」(2)

JTB旅カード ゴールドの

平均利用額は年間200万を超える

カード会員の特徴としては、カード会社が発行するクレジットカードのプロパーカードなどと比較しても非常に利用単価が高いという。

「提携するカード会社から“JTB旅カードはメインカードとしてご愛用いただける稼働率の高いカード”として評価をいただいています」(藤岡氏)

「JTB旅カードゴールド」(JCB)

特にJTB旅カードゴールドの平均利用額は年間200万円超と群を抜くという。

「ご定年後のセカンドライフで旅行を存分に楽しみたいというお客様には、ポイント還元率の高いゴールドカードをお勧めしています。それからハネムーンのお申込にご来店されるお客様には“ご婚礼関係の出費をゴールドカードでお支払いいただき、貯めたポイントでハネムーンをアップグレードされてはいかがですか?”ということを必ずご案内しています。アクティブミドル世代のお客様が多いことに加えて、新婚世代のお客様ニーズを積極的に取り込んでいることが利用額を高める要因となっています」(藤岡氏)

新規入会についてはJTBの旅行窓口での営業が中心だ。店頭では旅行スタッフが顧客と1対1で接する機会が多いため、カードの魅力が伝わりやすい。さらに繁忙期に併せて特別な入会キャンペーンも実施している。例えば、JTB旅カードゴールドについては最大2万円相当を還元する新規入会キャンペーンを実施するなど、相当な力の入れようが伺える(2011年1月現在)。

旅行先の加盟店でポイントをチャージできる

「JTBトラベルポイントギフト」を配布

旅行先でのサービスについても積極的に実施している。例えば2010年10月1日~2011年3月31日まで、北海道や沖縄などの観光スポットで、200ポイントの「JTBトラベルポイントギフト」を配布している。券面に記載されているシリアル番号をPCやケータイ電話で登録するとトラベルポイントが貯まる仕組みだ。さらにJTBトラベルポイントギフトを受け取った人の中から、抽選で100人に1万ポイントをプレゼントするキャンペーンも実施中。

マネージャー竹崎治人氏

「旅行先でのイベントはお客様からの評価がとても高く、さらには地域観光振興のお役にも立てますので、今後も意欲的に取り組んでいきます。この他にも旅行を軸としたJTBならではのサービスを多数企画しています。ぜひ今後の活動にご期待ください」(藤岡氏)

株式会社ジェーシービー(JCB)からJTB旅カード推進本部に出向しているマネージャー竹崎治人氏は、「お客様に沢山メリットがあるカードはその分収益性が低くなることは言うまでもなく、提携カードの共通の課題です。JCBにおいても例外ではありませんが、JTB旅カードは稼働率と利用額を向上させることで課題をクリアできた成功事例として捉えられています。なおかつJTBグループの数千万人規模のお得意様に対するCRM戦略とマッチングさせることで、ますます発行枚数を増やすことも期待できます。JCBにとってJTB旅カードは非常に期待度の高い戦略商品と位置づけられています。引き続きJCBのマーケティングノウハウを最大限に活用し、さらなる会員拡大を目指して推進していきます」と最大の賛辞をもって締めくくる。

JTBとJCBの両社による取り組みにより、日本人観光者がどんどん世界中に送り出され、日本ブランドを世界中にアピールすることになる。中国人富裕層の消費動向に諸外国の注目が集まるなかで、JTB旅カードは色々な意味で期待の高い一枚となりそうだ。

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