「提携クレジットカード」の新潮流~「ANA アメリカン・エキスプレス・カード」

2011年2月17日7:50

マイルが早く、多く貯まる「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」
日々のショッピングから旅行まで幅広くサポート

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(AMEX)では全日空(ANA)と提携し、「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」を発行している。発行するのは年会費7,350円(税込)の一般カードと年会費3万2,550円(税込)のゴールド・カードの2種類。ボーナスマイルが貯まる入会特典も話題となり、当初の予想を上回る勢いで会員を獲得している。

貯めたポイントはANAのマイルに移行できる
無期限に貯められる点が差別化のポイント

「航空業界で代表的な存在であるANAは、これまで複数の提携カードを発行されていましたが、お客様の中で弊社との提携を待ち望まれる方は多かったです。『ANAアメリカン・エキスプレス・カード』はマイルが早く、大きく貯まる点が最大の特徴です」(アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. 個人事業部門 マーケティング部 本部長 須藤靖洋氏)

左から、「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」の一般カードとゴールド・カード

ANAアメリカン・エキスプレス・カードはANAの航空利用を含めANAグループの利用でポイントが一般カードで通常の1.5倍、ゴールド・カードで2倍付与されるほか、ショッピングや飲食など、日々の生活の中でクレジットカード決済を行うことでマイルを着実に貯めることができる。通常利用金額100円ごとに、ANAアメリカン・エキスプレス メンバーシップ・リワードのポイントが1ポイント貯まり、貯めたポイントは1,000ポイント(=1,000マイル)単位でANAのマイルに移行可能だ。

一般カードの場合は参加費6,300円(税込/年間・自動更新)の「ポイント移行コース」への登録が必要だが、登録期間中はポイントの有効期限がないため、「お客様が希望するポイント数まで貯めてから、マイルに移行することが可能です。ここは他社が航空会社と提携して発行するカードとの一番の差別化のポイントです」と須藤氏は自信を見せる。他社の場合は、ほとんどがカードを利用すると自動的にポイントがマイルに移行するため、航空会社のマイルの有効期限が切れると利用できなくなるが、同カードならばその心配はない。現在、ANAアメリカン・エキスプレス・カード会員の多くはポイントをマイルに移行している。

積極的なPRを実施
カードフェースのデザインも好評

AMEXでは新聞、雑誌、インターネットなどのメディアを活用し、積極的なPRを実施。特にWeb経由で多くの会員を確保できているそうだ。また、空港内でもブースを設け、同カードと親和性の高い潜在顧客にアピールしている。

「一般カード、ゴールド・カードともに、2009年10月の発行以降、予想を上回るペースで会員を獲得できており、ANAアメリカン・エキスプレス・カードの一般カードの場合は7,350円(税込)で入会できることも魅力となっています」(須藤氏)

忘れてはならないのはカードフェースのデザインであり、一般カード、ゴールド・カードともに“かっこいい”と会員から喜ばれている。

ビジネスマンの会員が多い
航空利用以外でも高い稼働率を誇る

会員の属性としては、ANAとの提携カードである性質上、ビジネスマンのユーザーが多い。カードの利用単価や稼働率なども「弊社が当初、想定していた数字よりも高くなっている」と須藤氏は笑顔を見せる。

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. 個人事業部門 マーケティング部 本部長 須藤靖洋氏

会員の利用傾向としては、ANAの航空利用はもちろん、メインカードとして日々の生活のさまざまなシーンにおいても使われているそうだ。

「弊社としてはカードにご入会後すぐにカードを多く利用してもらう機会をつくることで、継続的な利用につなげていきたいと考えており、入会特典やキャンペーンにも力を入れています」(須藤氏)

2011年はゴールド・カードに注力
2010年同様の会員数を目指す

2011年の重点施策としては、一般カードに比べ、稼働率や決済単価の高いゴールド・カード会員の獲得に力を入れていく方針で、今後、ポイントが早く大きく貯まる様々なカード入会キャンペーンを実施する予定だ。また、カードの目標枚数については、多くの会員を獲得した2010年同様の会員数を目指していきたいとしている。

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