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リストバンド、ストラップ、シールタイプのEdyが好評(ビットワレット)

2011年6月6日7:00

リストバンド、ストラップ、シールタイプのEdyが好評
ユーザーの趣味や嗜好が多様化し異形状に対するニーズが高まる

昨今は国内でも、シール、リストバンド、キーホルダータイプなど、カード形状以外の媒体を電子マネー等の決済に活用する事例が増えている。そこで、異形状のEdyを次々と投入するビットワレットにその狙いについて説明してもらった。

ビットワレット

異形状のEdyのはじまりは2000年代前半

当時はノベルティとしての活用が中心

Edyはビットワレットが中立的な立場で運営する電子マネーだが、バリューイシュアはEdyの発行事業者として認定された企業から選定されており、印刷会社や金融機関などもカードの発行が可能となっている。そのため、各社のアイデアにより、特徴のあるカードを自由に発行できる。

ビットワレット 事業部門 ユーザーコミュニケーション部 部長 永井宏明氏

異形状のEdyが初めて登場したのは2000年代前半で、ソニーがコイン型非接触ICトークンのFeliCaを開発。フィギアやゲームなどのノベルティ用途に製品を投入している。ただ、当時は利用者にとって電子マネーの決済自体が馴染みのあるものではなく、その魅力が伝わりにくかった。その後も、1年に1~2件のペースでコイン型のEdyがノベルティ用途などで利用されたが、それ自身が広く波及することはなかったという。

変化が表れ始めたのは2009年頃で、フィットネスクラブのティップネスが会員証にFeliCaを埋め込んだリストバンドを取り入れてからだ。ティップネスではリストバンドタイプの「TIP GEAR(ティップギア)」を導入することにより、顧客情報管理、セキュリティの向上、Edyによるキャッシュレス化の推進により、会員の利便性を向上させることに成功した。

リストバンド型の「e-money band」が人気商品に

ランニング時以外でも利用される傾向に

2010年には、ハシートップインから「e-money band(イーマネーバンド)」(税込3,150円)が発売されたことによりリストバンド型Edyの認知度が一気に高まった。e-money bandは楽天市場のEdyオフィシャルショップでも販売しているが、予想を超える売れ行きとなっている。また、ムラサキスポーツなどのスポーツ販売店、東急ハンズなどの量販店でも購入が可能だ。リリース後、メディアで紹介されるケースも多いことから、コンスタントな売上を記録している。

e-money bandは、おサイフケータイを持たずにランニングができる点がコンセプトとなっているが、「ランニング中はもちろん、日常的にEdy加盟店で利用される傾向にあり、月間の利用金額や稼働率はカードやおサイフケータイと比較しても遜色ないレベルとなっています」とビットワレット 事業部門 ユーザーコミュニケーション部 部長 永井宏明氏は説明する。また、e-money bandの発売により、これまで電子マネーを利用していなかった中高年のランナーなどにEdyを認知してもらうことが可能になった。

なお、TIP GEARやe-money bandに関しては、メーカーに対してほとんど故障などの連絡は入っていないという。

アンケート結果をベースに「Edyストラップ」を開発

2月7日の発売当日に在庫が完売

キーホルダー型の「Edyストラップ」

2011年2月7日からは、キーホルダー型の「Edyストラップ」の販売を開始。ビットワレットでは2010年12月にインターネット上で、「カード以外にどのような形状のEdyがあったらいいか」というアンケートを実施した。その結果、「キーホルダー」が40%、「ストラップ」が26%と、小型Edyを求める傾向にあることが分かったため、大日本印刷と共同でEdyストラップを商品化した。

Edyストラップは、形状が小型でストラップ仕様になっているため、おサイフケータイ機能のないスマートフォンにアクセサリー感覚で付けたり、子供や高齢者がカギなどと一緒に付けたりして利用することを想定している。

顧客からの反応も上々で、Edyオフィシャルショップ限定で販売を開始した2月7日には、用意した在庫のすべてが半日で完売した。その後、事前に予約を受け付ける形で販売を継続しているが、FeliCaが搭載されていないスマートフォンの利用者などを中心に購入されている。

Edyストラップは、Edyオフィシャルショップの注文画面で楽天スーパーポイントの「ポイント口座番号」を設定して商品を購入すると、Edy加盟店での決済で楽天スーパーポイントが貯まることもあり、ユーザーの稼働率や月の平均利用金額はカードやおサイフケータイのEdyユーザーと比較しても高い数値を示している。

シールタイプのEdyの利用者は富裕層が中心

今後も異形状のEdyを投入へ

「電子マネーシール for iPhone 4」

また、ソフトバンクBBからは、ソフトバンクモバイルが日本での販売を行うiPhone 4に貼付することで電子マネー決済が可能となるFeliCa機能搭載シール「電子マネーシール for iPhone 4」(希望小売価格税込2,980円)が、ソフトバンクショップや一部の家電量販店などのSoftBank SELECTION取扱店、およびオンラインショップにおいて販売されている。ビットワレットでは企画部分から携わったが、「稼働頻度や月の利用金額が比較的高いようです」と永井氏は話す。

ビットワレットではユーザーの趣味や嗜好が多様化するなか、今後もますます異形状のEdyに対する需要が高まると見ている。異形状のため、生産ロットは限られており、カード形状に比べコストがかかる場合もあるが、「一部の海外では異形状のICカードが日本と同じように決済などで日常的に利用されています。国内においても商品性さえ間違わなければ、投資コストを回収でき、顧客に受け入れられることが分かりましたので、今後も異形状のEdyを投入していく予定です」と永井氏は意気込みを語った。

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