電子マネー、クレジット、キャッシュカードの機能を1枚に(イオンクレジットサービス)

2011年8月18日8:00

稼働率70%を超える「イオンカードセレクト」
電子マネー、クレジットカード、キャッシュカードの機能を1枚に集約

イオンクレジットサービスは、クレジットカード会社の中でもカードショッピング取扱高が一際高い成長を見せている企業である。同社が発行する国内カード会員(2,000万人)の稼働率は、2011年2月20日現在、64.4%と業界内でも屈指の高さを誇る。なかでも「イオンカードセレクト」は発行開始以降、会員の稼働率、年間利用金額ともに抜きんでて高い数値を示しており、メインカード化に成功している。

圧倒的に多くの特典を提供

イオングループ外店舗でも特典を受けられる

「イオンカードセレクト」は、年会費無料のカードながら、「イオンカード」のクレジットカードに加え、電子マネー「WAON」、キャッシュカードの「イオンバンクカード」の3つの機能・特典が一体となったカードである。会員数は109万人と年々増えており、年間平均稼働率は70.8%(同社全会員の平均は64.4%)、年間平均利用金額は28.6万円(同20.9万円)と高い数値を示している。

「イオンカードセレクト」

同カード最大の特徴は、圧倒的に多くの特典・サービスを受けることができる点だ。お財布のスリム化や、メインカード化を考える主婦層などから高い支持を受けており、利用者の携帯率に関しても圧倒的に高いという。

まず、イオン店舗においては、毎月20日、30日に買い物をすると「お客さま感謝デー」として、買い物代金が5%割引、毎月5のつく日(5日・15日・25日)には「お客さまわくわくデー」としてポイントが2倍(200円につき通常1ポイントのところ2ポイント)付与される。また、WAON加盟店で電子マネー決済を行うことで、200円につき1WAONポイントが貯まるという。さらに、イオン銀行の口座からWAONのオートチャージを行うと200円ごとに1WAONポイント、イオン銀行の口座を給与振込口座に指定すると毎月10WAONポイントが付与される。

同社が発行するカードは、イオンやマックスバリュなど、イオングループ内で多く利用されているイメージがあるが、実際は外部加盟店での利用も高い。そのため、「イオンカードセレクト」では、グループ外の加盟店での特典やサービスも充実させている。例えば、毎月10日にクレジットカード決済を行うとイオンクレジットサービスのポイントプログラムである「ときめきポイント」が通常の2倍付与される。また、電気・ガス・携帯電話といった各種公共料金をクレジット決済すると1件につき5WAONポイントが毎月貯まる。さらに、Web明細を利用することで、郵送停止1回ごとにときめきポイントを10ポイント付与するサービスも実施している。

一定の条件を満たした会員に

年会費無料でゴールドカードを発行

イオンクレジットサービスでは、2003年から、利用実績に応じて無料でゴールドカードを発行しているが、「イオンカードセレクト」でもカードの累計金額が一定の水準に達したり、イオン銀行の住宅ローンに申し込むなど、一定の条件を満たした会員にはゴールドカードを発行している。他社では年会費制を設けてゴールドカードを発行するケースが多いが、同社では利用実績に応じて、年会費無料でゴールドカードを発行しているのも特徴だ。

イオンクレジットサービスでは、WAONの開始当初、イオンカードに電子マネー機能を付帯することで、クレジットカード決済の比率が落ちるのでは、と懸念する向きもあったが、実際は逆で、クレジットカードとの相乗効果により、カードの携帯率が高まり、結果的にはクレジットカードの稼働率向上にもつながっているという。「イオンカードセレクト」に関しても、例えばイオンでの買い物はクレジットカード決済、ミニストップなどコンビニエンスストアにおける小額決済ではWAONといったように、顧客自身が利用金額やシチュエーションに応じて機能の使い分けを行っていると見ている。

イオンの「暮らしのマネーサイト」で

クレジット、銀行、保険、電子マネーの情報を一元管理

イオンクレジットサービスではイオンの店舗やインストアブランチなどで、積極的な入会促進を実施。同カードは、会員の稼働率や利用単価も高く、銀行口座との相乗効果もあることから、イオンカード会員からの切り替えも推進している。また、インターネットを活用した入会促進も強化している。

イオンフィナンシャルサービス「暮らしのマネーサイト」

インターネットを利用したサービスについては、2010年10月13日から、イオンクレジットサービス、イオン銀行、イオン保険サービスの情報を集約したポータルサイト、イオンフィナンシャルサービス「暮らしのマネーサイト」を提供している。従来、イオンクレジットサービスが展開していた会員向けのMy Page機能に、イオン銀行の普通預金・定期預金残高、WAONポイントを表示する機能を追加。会員に対しておすすめ情報やキャンペーンなどを紹介している。また、会員は自身のお気に入りの店舗を登録することもできる。

現在、同社の国内有効会員数は2,000万人だが、2011年度はプラス100万人の会員数アップを目指している。また、稼働会員数は、前年同期比78万人アップの1,271万人、年間稼働率は0.8%アップの65.2%を目標としている。2011年の第一四半期現在、イオンカードセレクトの会員数は3カ月で11万人純増の120万人。同社ではメインカード化を促進するため、同カードのさらなる会員数拡大に力を入れる方針だ。

⇒⇒⇒特集トップへ

page toppagetop