Yahoo! JAPANとクレディセゾンが提携し、ネットとリアルの相互利用を促進

2011年11月2日1:05

Yahoo! JAPANとクレディセゾンが提携し、ネットとリアルの相互利用を促進
ID・ポイント連携、セゾン提携企業への「Yahoo!ロコ」への掲載をすすめる

ヤフー(Yahoo! JAPAN)とクレディセゾンは、2011年11月1日に記者会見を行い、それぞれの会員基盤とプラットフォームを活用し、「ID・ポイント連携の実現」、「セゾン加盟店への『Yahoo!ロコ』推進」、「セゾンカウンターの活用によるネットとリアルの送客効果の最大化(将来構想)」の3つのサービスについて共同で展開すると発表した。

永久不滅ポイントをYahoo!ポイントに集約できる

Yahoo!ロコでセゾン提携企業のキャンペーン情報などを紹介

Yahoo! JAPANとクレディセゾンでは、2011年11月8日から、ID・ポイント連携を開始する。セゾンカード・UCカード会員専用のWebサービス「ネットアンサー・アットユーネット」のIDとYahoo!JAPAN IDの連携を行う。これにより、セゾンカード・UCカードの会員は、クレディセゾンの「Yahoo!ポイント クラブ」へ登録することで、さまざまなサービスが受けられるという。

左からID・ポイント連携、スタークラブのランク設定、Yahoo!ウォレットへの自動登録のイメージ

まず、セゾンカード・UCカード会員は、クレジットカードの利用などで貯めた「永久不滅ポイント」を「Yahoo!ポイント」に自動移行が可能となる。無期限で貯まる永久不滅ポイントをYahoo!ポイントに集約することで、Yahoo! JAPANのサービスをより便利に利用できる。

また、ID連携を行った人には、Yahoo! JAPANのロイヤリティプログラムである「スタークラブ」での特典も提供する。従来は、Yahoo! JAPANのサービスの利用金額をベースに会員のランクを判定していたが、セゾンカード・UCカードの請求金額も加算されるようになる。これにより、セゾン・UCカード会員は、スタークラブのランクアップが容易となり、Yahoo! JAPANのサービスにおいて優待や特典を受けやすくなる。

さらに、ID連携をすると、ネットアンサー・アットユーネットの情報をもとに「Yahoo!ウォレット」にセゾンカード・UCカードの支払情報が登録される。Yahoo!ウォレットは、Yahoo! JAPAN IDに紐づいたサービスで、クレジットカード、銀行口座などの支払い情報を登録することでYahoo! JAPANや提携サイトなどで支払いが可能となる。

セゾン提携企業へのYahoo!ロコへの登録推進(左)と活用した取り組み(右)

また、2012年1月から、約4,230万人が利用する国内最大級のジオサービス「Yahoo!ロコ」へのクレディセゾン提携先優待・割引情報の掲載促進を行う。クレディセゾンは、西友、パルコ、無印良品、ヤマダ電機など、さまざまな業種・業態と提携しており、200種類・3580万枚のクレジットカードを発行している。クレディセゾンの提携先の情報がYahoo!ロコに掲載されることで、ユーザーは割引や特典などの情報を得ることができ、「キープ機能」を活用することで、キープした店舗からリアルタイムに情報を受け取ることが可能となる。

セゾン加盟店は、Yahoo!ロコが提供する「プッシュ」「スタンプ」機能などの販促ツールを活用することにより、自社のキャンペーンやクレディセゾンが個別店舗と実施するプロモーションの配信などを行うことができ、集客効果のアップが期待できる。

138カ所のセゾンカウンターを軸に

ネットとリアルの相互送客サービスも検討

左からセゾンカウンターとYahoo!ロコの連携、オンラインからオフラインへの送客、オフラインからオンライへの送客のイメージ

クレディセゾンの特徴としては、西友やパルコなど、大手流通企業の店舗など、全国138カ所にカウンターの拠点を構えている点が挙げられる。Yahoo! JAPANとクレディセゾンでは、セゾンカウンターを軸にネットとリアルの相互送客サービスも検討している。

例えば、Yahoo!ロコ上に商業施設のお得な情報を掲載し、その特典の受け取りを商業施設内のセゾンカウンターで行えるようにする。その際に、Web上や店舗担当者では説明しきれない情報をセゾンカウンターで詳細に案内することで、ユーザーと商業施設双方の満足度を高めることにつなげるという。また、セゾンカウンターには、カードの入会申し込みなどで数多くの人が訪れるが、Yahoo!ロコのキープ促進、ID連携促進、プレミアム登録促進、キャンペーンの紹介などのアピールを行うことを検討している。顧客に直接、Yahoo! JAPANのサービスを説明することで、オンラインサービスへの送客効果が高まると、両社では期待している。

Yahoo! JAPAN IDのオープン化を進めるYahoo! JAPAN

カード会社でNo,1カンパニーを目指すクレディセゾン

現在、Yahoo! JAPAN は、5,230 万人の利用者を誇る日本最大級のインターネット企業として、130以上のサービスを展開している。「Yahoo!オークション」や「Yahoo!ショッピング」などeコマース事業にも力を入れる中、2011 年6 月1 日には地域に関する情報が1つとなった日本最大級のジオサービス「Yahoo!ロコ」を公開。また、O2O(オンライン トゥ オフライン)の実現に向け、2,557万人のアクティブ会員を抱えるYahoo!JAPAN IDのオープン化を進め、JCB、ローソン、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)などと提携を行っている。

クレディセゾン 代表取締役社長 林野宏氏(左)とヤフー 取締役最高執行責任者 喜多埜裕明氏(右)

「Yahoo!オークションとYahoo!ショッピングを合わせると月のユニークブラウザ数は約8,000万ありますが、これにクレディセゾンの3,580万人の会員と永久不滅ポイントの682億のポイント残高を連携させて、消費者の方に便利なサービスをつくっていきたいと思います」(ヤフー取締役最高執行責任者 喜多埜裕明氏)

一方、クレディセゾンでは、全国138カ所のセゾンカウンターを中心に“現場力”を生かし、会員数を拡大してきた。2011年のクレジットカードの発行目標は250万枚。クレディセゾン 代表取締役社長 林野宏氏は、「今年か来年には、カード会社でNo,1のカンパニーになれる」と自信を見せる。

林野氏は、「米国は個人消費の24%がクレジットカードで、急速にプリペイド・デビットが伸びています。しかし、日本は11.1%しかクレジットカードの比率がありません」と説明し、非現金を推し進めることが収益の拡大につながることを強調した。同社では、会員数640万人を有する「永久不滅ドットコム」を中心とした「ネット戦略」、ポイント残高682億円の「永久不滅ポイント」、プリペイド・デビットなどの「新しい決済手段」の拡充、4段階のランクを設定した「American Express Card」といったサービスや商品を武器に現金マーケットの切り崩しを狙う。今回の提携に関しては、「圧倒的なリアルの現場力に圧倒的なWebサービス力を掛け合わせ、両社が目指す領域のNo,1カンパニーへの進化をしていきたい」と林野氏は力強く語った。

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