システム開発者の決済システムの開発工数を削減する「デベロッパーコンソール」を開設(SBPS)

2012年3月21日8:00

決済代行事業者のソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)は、2012年3月16日、オンラインビジネスのシステム開発者向けに技術支援サイト「デベロッパーコンソール」を開設した。SBPSでは、同日に東京・北青山のTEPIAで行われたゲーム&コミュニティコンテンツのカンファレンス「OGC 2012(Open“Game”Contents)」の同社ブースにおいて、同サイトの説明を行った。

左から「デベロッパーコンソール」のトップページ、条件検索画面(OGC 2012)

デベロッパーコンソールは、システム構築の事例やノウハウなどを紹介した、システム開発担当者など技術者向けのサイトである。ソフトバンク・ペイメント・サービス サービス本部サービス部 担当部長 赤尾日栄氏は、「決済代行事業者が開発担当者向けのサイトを立ち上げたのは恐らく初のケースになります。開発者は、デベロッパーコンソールを利用することで、システム開発における手順や実装方法などをいち早くチェックでき、開発のスピードを早めることが可能となります」と話す。同サイトでは、PCやスマートフォンなどのECサイトで、複数の決済システムとサービスサイトを連携させるための方法や、システム構築に必要な技術情報や事例を多数掲載している。システム開発者は、同サイトから会員登録を行えば、誰でも無料で利用できる。

デベロッパーコンソールのトップページでは、「仮想通貨」や「3キャリアのスマートフォン決済に対応」など、SBPSの旬の情報を掲載。また、「検索機能」を利用して、決済手段や課金方法、特有機能などを詳細条件から検索することが可能だ。

連携モデルにあったサンプルコードを入手できる(左)、サンプルコードで接続試験ができるサンドボックス(右)(OGC 2012)

「デベロッパーコンソールは、開発者が簡単にシステムに接続してテストできる環境を整えています。決済機能を体験できる『サンドボックス』機能とも連動しており、サンプルコードを使ってデモ環境へ接続試験を行うことができます」(赤尾氏)

また、連携するモデルにあったFAQを用意している。赤尾氏は、「弊社では従来から『かんたん接続』を売りとしていますが、問い合わせなどに要していた時間をさらに削減することが可能となり、開発のスピードを早めることができます」と自信を見せる。

さらに、システム開発の流れを把握できる「シーケンス図」を用意。シーケンス図のアイコンをクリックするだけで、サンプルコードやFAQをピンポイントで閲覧することができるという。開発者は分厚い仕様書を見ても内容を理解するのに時間がかかるが、シーケンス図で開発、実装方法など、必要な情報を可視化することが可能だ。

ソフトバンク・ペイメント・サービス サービス本部サービス部 担当部長 赤尾日栄氏(OGC 2012のSBPSブース)

今後、スマートフォンを利用したサービスが数多く登場することが予想されるが、「スマートフォン市場に対する決済のつなぎ込みは、デベロッパーが相手になるため対応が難しくなることが想定されます」と赤尾氏は話す。その点、開発者はデベロッパーコンソールに掲載されているシステム構築のノウハウを利用することで、スマートフォンのオンラインビジネス市場に対応したスピーディーなサービス開発に一層注力することが可能となる。SBPSでは従来、マーチャントをターゲットにビジネスを展開していたが、開発に特化したサイトの構築により、システム開発者の囲い込みを強化する方針だ。

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