「銀聯ネット決済」において新たな認証スキームを導入(三井住友カード/ベリトランス)

2012年5月14日20:19

三井住友カードと、決済代行事業者のベリトランスは、2009年より提携し提供を行っている中国本土向けのインターネット通販に向けた銀聯カード決済に、新たな認証スキーム「UnionPay Online Payment(UPOP)」を導入したと発表した。その第一弾として、2012年5月14日にベリトランスが企画・運営する中国人消費者向けインターネットショッピングモール「佰宜杰.com(バイジェイドットコム)」内で、UPOPの利用を開始する。

UPOPは、中国銀聯が開発したオンライン決済のプラットフォームで、「eBank-Pay」「Veri-Pay」「Express-Pay」「Pre-Pay」の4つの中から銀聯カード会員がいずれかを選択できるのが特徴だ。

eBank-Payは、銀聯カード発行銀行のインターネットバンキングシステムへ接続して決済を行う方式となり、従来の銀聯ネット決済プラットフォーム「CUPSecure」と同様の機能を提供するという。

また、Veri-Payは、カード情報(カード番号、有効期限等)に加え、携帯電話番号とワンタイムパスワードを活用した決済方式となる。Express-Payは、UPOPにカード番号を含めた銀聯カード登録を行い、UPOPから発行されたIDとパスワードを用いて決済を行う仕組みである。最後に、Pre-Payは銀聯プリペイドカードによる決済方式となっている。

今回のUPOPの導入により、ネットバンキング方式(従来のCUPSecure)に加えて新たに3方式での決済が可能となり、銀聯カード会員の利便性が格段に向上することが見込まれると両社では期待している。

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