フィリピン向け国際送金サービス「GCASH REMIT」の利用者は順調に増加(SBPS)

2012年9月12日7:02

フィリピン向け国際送金サービス「GCASH REMIT」の利用者は順調に増加
国内在住のフィリピン人に加え、日本人の需要も見込む

決済代行事業者のソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)は、2011年11月から、フィリピン大手の通信キャリア「Global Telecom」の100%子会社であるG-Xchange,Inc.と提携し、フィリピンに送金するユーザーを対象とした「GCASH REMIT(ジーキャッシュレミット)」のサービスを行っている。日本国内に在住する約20万人のフィリピン人に加え、日本人のニーズも多く、順調に会員数を伸ばしている。

安価な手数料でフィリピンへの送金が可能

小口送金サービスとして他社との差別化を図る

フィリピン向け国際送金サービス「GCASH REMIT」は、「手数料が安い」、「送金が速い」、「安全」、「受取窓口が多い」、「受取方法が選べる」といった5つの特徴がある。1回の送金手数料は、1万円までが500円、1万1円~3万円までが700円、3万1円~上限額(各送金方法により異なる)までが1,350円となる。従来の銀行振り込みに比べ、安価な手数料でフィリピンへの送金が可能だ。

利用者は、ファミリーマートや銀行から日本円で入金を行い、24時間365日、PCとスマートフォンのサービスサイトから必要な金額をフィリピンにペソ建て送金することができる。送金申し込みされた金額は、約10分後には現地のGCASH REMIT提携の現金払出拠点や受取人の電子マネー口座、銀行口座を通じて受け取ることが可能だ。

「当初は、日本に在住されている約20万人のフィリピン人の方をターゲットに事業を開始しましたが、フィリピン人のご家族に送金する日本人のニーズもあることがわかりました。フィリピンの大手キャリアである『Global Telecom』の名前を出してPRを行っているため、ご信頼を得てご利用いただいております」(ソフトバンク・ペイメント・サービス 事業統括本部 事業企画部 事業企画担当マネージャー 水谷良太氏)

売上については非公表だが、毎月順調に伸びているそうだ。国内では複数の会社が海外送金のサービスを展開しているが、「他のサービスに比べ、小口での送金をターゲットとしているため、差別化は図れていると思います」と同社 営業本部 営業推進部 部長 榊原一弥氏は説明する。

Facebookを利用してユーザーを囲い込む

フィリピンでの受取のフォローなど、きめ細かいカスタマーサポートを実現

利用者の傾向としては、ほぼ大半が女性で、1~3万円までの送金が多い。また、定期的に送金を利用するリピーターも多いそうだ。さらに、同じ人が違う人に金額を分けて送金するニーズがあることもわかった。

営業本部 営業推進部 部長 榊原一弥氏

「フィリピンは7千を超える島国なので、親族が異なる島に居住されているケースがあります。そのため、複数個所に分けて送金されているケースも多く、島国ならではのニーズを実感しています。弊社の送金サービスは手数料が安価なため複数個所への送金に適しているのだと思います」(榊原氏)

同社では、日本在住のフィリピン人が購読する雑誌やWebサイトに広告を掲載したり、イベントへ協賛したりすることで認知度の向上に努めている。また、多くのフィリピン人がFacebookを利用しているため、GCASH REMITのファンページを作成し、為替レートやキャンペーンなど最新の情報を案内している。すでに、約1万6,000人のファンを獲得。水谷氏は、「日本にお住まいのフィリピン人の方をターゲットにしたFacebookサイトとしては国内で認知されてきているはず」と笑顔を見せる。

事業統括本部 事業企画部 事業企画担当マネージャー 水谷良太氏

利用者からは、コールセンターの対応も含めたサービスの充実度について高い評価を得ているそうだ。また、フィリピン側の対応は、G-Xchange,Inc.が行うことで、きめの細かいサービスを実現している。

しかしながら、日本国内に在住する大多数のフィリピン人は、既存の送金サービスに慣れていることもあり、GCASH REMITにスイッチさせるのが課題となっている。さらに、フィリピンではインターネットの普及率が低いこともあり、PCを利用する習慣が少ないという文化的な壁もある。

同社の今後の目標としては、フィリピンへの送金サービスで培ったノウハウを基に、アジア諸国などで同様のサービス展開も検討している。

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