発券・決済・電子ID等に適したスマートカード用ICを発表(ST)

2012年9月24日16:56

STマイクロエレクトロニクス(ST)は、交通機関、銀行および電子ID向けのスマートカード用ICであるセキュア・マイクロコントローラ(セキュア・マイコン)「ST23ZR」を発表した。同セキュア・マイコンは、STの90nmプロセス技術を採用しており、世界中の主要分野で幅広く普及しているスマートカード規格のセキュリティおよびサポートを向上させるという。

「ST23ZR」のイメージ画像(出典:STのプレスリリース)

ST23ZRは、非接触プロトコルISO/IEC 14443A/Bと接触型カード用規格ISO 7816-3をサポートするデュアル・インタフェース・デバイスで構成されている。同製品は、世界中の公共交通機関に多く採用されている電子発券技術(CalypsoおよびTmoney)にも対応している。また、非接触専用アプリケーション用の完全なワイヤレス通信を提供する。

同製品は、ISO/IEC 14443 TypeA/Bに準拠した非接触リーダを自動的に区別し、適切なプロトコルで応答する機能を備えている。これにより、世界中の主要市場をターゲットにすることができるとともに、一方の規格で動作するソフトウェア・アプリケーションを作成すればよいというメリットを提供できる。例えば、異なるリーダ規格を採用した公共交通機関ネットワーク間のシームレスなローミング等をサポートしている。

STのセキュア・マイコンは、ソフトウェアによるセキュリティを実装した競合製品と異なり、タンパ耐性を持つハードウェアを使用することで、「Triple DES(3-DES)」や「AES 256」等の堅牢なセキュリティ・アルゴリズムを実行する。また、ST23ZR/ZCは、Common Criteria EAL5+やEMVCoなどの要求レベルの高い政府およびクレジットカードのセキュリティ規格に準拠している。

ST23ZR08(デュアルインタフェース対応)およびST23ZC08(非接触チップ)は、機密保持契約(NDA)締結後にウェハ、マイクロモジュールまたはカット済みダイで提供される。

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