2013年1月5日9:00
ペイザ(Payza)といってもなじみのない人が多いだろう。PayPalモデルの決済を提供していた旧アラートペイ(AlertPay)と英国のプリペイドカード会社が2012年5月に合併してできた会社だ。
世界197カ国に900万人強の顧客、75,000件の加盟店を有し、オンライン決済、企業間支払い、そして国際送金サービスを提供している。
ペイザの狙いは顧客数を900万人増やすこと。まず手始めにバングラデシュ市場に参入。バングラデシュ中央銀行からライセンスをもらい、モバイル国際送金サービスを提供することになった。バングラデシュでは初となる。
ペイザのシステムとバングラデシュの電子送金ネットワークと統合。モバイルで送金を簡単にできるようにしている。ペイザのサイトにログインし、送金や決済情報を入力。あとはクリック送金するだけでいい。
ウェスタンユニオンやマネーグラムのようにエージェント窓口にいく必要はなく、価格はPayPalより安い。バングラデシュにつぎ、2013年には全アジアや南米にも積極拡大する予定だ。現在取扱っている通貨は22通貨である。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。