2013年1月28日10:00
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)と、オリックス自動車はこのほど、オリックス自動車のレンタカーネットワークに、交通系電子マネーでの支払いを可能にする「TMN シンクライアント決済サービス」を導入すると発表した。同月より順次導入し、2013年3月末までに全国約700店舗での導入を完了する予定だ。
シンクライアント型のマルチ電子マネー決済サービスを提供するTMNは、シンクライアントシステムの特長を生かした開発により、初期の導入コストを抑えた複数の電子マネー決済サービスに加えて、共通ポイントサービス「Ponta」ポイントの付与と利用を1つのプラットフォームで実現した。Pontaに対応したTMN シンクライアント決済サービスを導入するのはオリックス自動車が初となる。
オリックス自動車は、同サービスの導入により、従来から利用可能なNTTドコモのポストペイ型電子マネー「iD」に加え、JR各社が展開する交通系電子マネー「Kitaca」(JR北海道)、「Suica」(JR東日本)、「TOICA」(JR東海)、「ICOCA」(JR西日本)、「SUGOCA」(JR九州)の取り扱いを開始する。
さらに、3月23日から全国で交通系IC カードの相互利用が開始されることにより、上記電子マネーとともに相互利用の対象となるすべての交通系ICカード電子マネーでの支払いが可能となり、Pontaポイントも含め、新たな決済手段を提供することで、顧客の多様なニーズに応えていくという。なお、iDおよび交通系電子マネーの加盟店業務は三井住友カードが行っている。