「2012 年度パートナーカンファレンス」を開催(SBPS)

2013年3月15日8:40

「2012 年度パートナーカンファレンス」を開催
2015年は10万店舗への導入を目指す 

ソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)は、2013年3月6日、パートナー企業とのさらなる協業を目的として、「2012 年度パートナーカンファレンス」をザ・リッツ・カールトン東京で開催した。

取扱高1兆1,000億、導入店舗数も2万2,000店舗を超える
今年度はカード会社としてサービスを提供へ

ソフトバンク・ペイメント・サービス 代表取締役副社長 兼 COO 喜多埜 裕明氏

ソフトバンク・ペイメント・サービスは、取扱高1兆1,000億、導入店舗数も2万2,000店舗を超えた。同社は決済代行事業に加え、決済サービス事業を提供する。大きな変化としては、Visa、MasterCardからライセンスを得て、カード会社としてサービスを提供できるようになった。また、資金決済法へ準拠する形でプリペイドのサービスをスタートしている。さらに、ソフトバンク通信料の合算請求を実現したように、債権保証会社としての役割も果たしている。

例えば、ソフトバンクグループとしてスマートフォン決済サービス「PayPal Here」を正式にローンチしたが、バックエンドの仕組みをソフトバンク・ペイメント・サービスが提供している。また、エイベックスとソフトバンクのJV(ジョイントベンチャー)において、月額490円でミュージックビデオ、ライブ、カラオケなどの音楽コンテンツを楽しむことができる「UULA」をスタートしたが、プリペイド支払いをソフトバンク・ペイメント・サービスが提供している。同サービスは、2週間で会員10万人を突破したという。

ソフトバンク・ペイメント・サービス 取締役 兼 営業本部本部長 山浦 政彦氏

ソフトバンク・ペイメント・サービス 代表取締役副社長 兼 COO 喜多埜 裕明氏は、「ソフトバンクの強みは、サービスをグループ内のいろいろなところで提供することができる点です」と説明する。ソフトバンクは、全国に2,700のショップがあり、また、法人営業も2,500人有している。そのため、圧倒的な営業力で一気にサービスを拡大させることが可能だ。また、加盟店に関しては、「2015年度には10万店舗まで伸ばしたい」と、同社取締役 兼 営業本部本部長 山浦 政彦氏はビジョンを語った。

アウトバンドの施策を強化
パートナーと協力してサービスを提供へ

同カンファレンスでは、ソフトバンクグループのリソース、パートナーへの案件紹介、パートナープログラムの紹介を営業本部 副本部長 小川 秀人氏が説明した。

パートナーへの案件紹介プログラム

ソフトバンク・ペイメント・サービスは、新しい決済サービスを積極的に取り入れているが、「EC事業者のニーズを弊社だけでは満たすことはできないため、パートナーとともにお客様のニーズを吸収して、ともに売り上げを高めていくのがミッションであると思っています」と営業本部 副本部長 小川 秀人氏は話す。

ソフトバンク・ペイメント・サービスには、既存の加盟店への新サービスの提供や既存の事業者への対応を行う「加盟店営業部」、中堅・大手の通販などを対象とした「ダイレクト営業部」、協業パートナーと連携してビジネスを進める「パートナー営業部」、東海から西の地域の営業およびパートナーを担当する「西日本営業部」の4つの部門を有している。また、ソフトバンクグループのネットワークを利用した形でECの獲得も行っている。例えば、ソフトバンクテレコムは2,500人の営業を抱えている。また、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクギフト、ヤフーなどと連携して、協業のモデルを作っていきたいとしている。

「現状、弊社はインバウンドで問い合わせをいただくケースが多いですが、新しい施策として4月からアウトバンドの施策を取り入れる予定です」(小川氏)

同社では、アウトバンドコールにより、お客様のニーズを発掘する予定だ。ニーズの発掘だけではなく、顧客のプロファイリングを取り、新しい決済などのサービスも含め、的確な提案を行う方針だ。その際に、パートナーのソリューションと合わせて提案していきたいとしている。当初は大手企業を対象にアプローチを行うが、既存の加盟店にも提案していくという。

ソフトバンク・ペイメント・サービス 営業本部 副本部長 小川 秀人氏

インバウンドの施策としては、ECソリューションを提供しているパートナーへの相談から入るケースが多い。そのため、ソフトバンク・ペイメント・サービスとしてもECソリューションをトータルに紹介するWebサイトに変更し、自ら新しい情報を発信することで、パートナーの売上につなげていきたいとしている。

パートナープログラムとしては、同社の決済プラットフォームを標準で採用してもらい、営業やプロモーションの施策を共同で積極的に展開していく。同プログラムの一つとして、インセンティブ制度がありパートナーと年間目標を設定。それに向けて、両社で協力して進め、達成に応じてパートナーへインセンティブを進呈する。また、パートナーアワードの表彰を毎年行うという。

今後は、パートナーの案件を共有し、それを支援することで売り上げに結び付けていきたいとしている。また、同社の新しいソリューションとパートナーのサービスを合わせることで、「さらに新しいソリューションを構築していきたい」と小川氏はパートナーの重要性を語った。

なお、懇親会で表彰されたパートナーは下記となっている。

■アワード表彰

①MVP(Most Valuable Partner)

w2ソリューション株式会社

②Billing Volume Award(内容:新規獲得案件の取扱高トップのパートナー様)

株式会社DNPデジタルコム

③Top Deals Award(内容:新規案件獲得の件数トップのパートナー様)

スキルアップジャパン株式会社 

④Lead Generation Award(内容:Pipe Line生成と共有に貢献されたパートナー様)

株式会社富士通システムズ・ウエスト

⑤Solution Award(内容:Solution構築/販売目標を共有し効果的な営業活動を実施されたパートナー様)

株式会社アラタナ

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