2013年4月2日12:48
沖電気工業(OKI)は、このほど松竹が運営し、2013年4月2日に新開場した歌舞伎座にKIOSK(キオスク)端末「SUKIT(スキット)」を切符引取機として納入したと発表した。また、引き続き2013年中に新橋演舞場、大阪松竹座、京都南座など、松竹が運営する演劇座館などへのSUKITの導入も予定されているという。
松竹は、公演チケットの販売を、窓口のほかに電話で購入できる「チケットホン松竹」や、インターネットでのチケット販売サービス「チケットWeb松竹」で行っている。電話やインターネットでチケットを購入した顧客は、郵送やコンビニでの受け取りのほかに、劇場に設置された切符引取機に購入時のクレジットカードや会員カードを挿入して、チケットを受け取ることが可能だ。同サービスは、顧客がチケットを購入したいときにいつでも購入できるサービスとなる。
松竹は、歌舞伎座のリニューアルオープンにあたり、老朽化していた従来の切符引取機を全面的に刷新。導入機種選定にあたり、OKIのSUKITは、人間工学に基づき各種デバイスが最適な位置に配置された操作性や必要な機能だけを選べるカスタマイズ性と、運用時のメンテナンスのしやすさが高く評価され、採用に至ったそうだ。また、SUKITには各デバイスを制御する「SUKITプラットフォーム」が搭載されているため、操作画面のアプリケーションの開発が容易であることも決め手の1つになったという。
なお、OKIのSUKITは、2008年の販売開始以来、羽田空港新国際線旅客ターミナルをはじめ、航空会社やバス運行会社などで利用されている。