2013年4月12日9:00
欧州でカード不正の多い国はどこだろう。不正率はベーシスポイント(100分の1%)レベル。10ベーシスポイントを超えている国は、カード不正が多い国だ。
10ベーシスは超えないが、不正率が最も高い国はスペインだった。欧州金融危機の引き金をひいたスペインだが、カード不正も多い。
2位はスイス、以下ギリシャ、ノールウェイ、フランス、英国、オランダとつづく。
欧州でのカード不正は2006年から増加し、2008年がピークだった。英国では2006年に不正防止法が成立し、2011年の不正被害額は1.77億ユーロ減った。
不正を働く輩は規制のゆるい国を狙う。欧州はICカードで不正が少なくなっているが、インターネットでは相変わらずに不正が横行している。
不正の多い国に旅行するときには、特に注意が必要だ。ICカードではなく磁気カードの場合、さらに要注意!!
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。