2013年5月28日9:00
小銭の製造コストは小銭の額面以上にかかっている。カナダの1ペニーは1.6セントの製造コストで、2012年秋に製造だけでなく流通もストップした。
ユーロ圏でも小銭のコストに注目が集まっている。1セントと2セントユーロは、その価値以上のコストがかかっている。2002年に導入して以来、累計で14億ユーロ、1,700億円以上のロスになっているという。
製造コストだけでなく、流通コストと取扱コストはもっと高い。1セントにつき40セントから50セントもかかっている。
欧州では現在460億枚の1セントと2セント硬貨が流通している。額にして7.14億ユーロだ。もう一つの問題は、人々は小銭をよくなくすこと。だから新たに小銭を追加生産するニーズが高くなっている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。