「NFC決済・ウォレットサービス最前線」セミナーを開催

2013年6月13日9:00

TIプランニング ペイメントナビ編集部は、2013年6月11日に「NFC決済・ウォレットサービス最前線」セミナーを開催した。

MasterCardの「MasterCard PayPass」やVisaの「Visa payWave」など、国際ブランドが提供する決済サービスの普及が期待されている。また、NFC技術等を活用したスマートフォン決済が今後登場すると思われる。さらに、世界各国でさまざまなウォレットサービスが生まれており、今後は同様なサービスが国内でも浸透すると考えられる。

そこで、NFC・ウォレットサービスのキーとなるカードブランドのマスターカード・ワールドワイド、モバイル・トランザクション・プラットフォーム(MTP)を提供するシーサム・ジャパン、「MasterCard PayPass」や「Visa payWave」を発行するオリエントコーポレーションの担当者が講演した。

まず、マスターカード・ワールドワイド マーケットデベロップメント 上席副社長 広瀬 薫氏が「MasterCard PayPass、MasterPassの展開戦略」と題し、講演。「MasterCard PayPass」は、2005年に米国でサービスを開始して以来順調に発展し、2012年第三四半期時点で51カ国約70万箇所の加盟店に展開されている。日本でも、昨年にNTTドコモと業務提携し、NFC 対応の非接触決済端末を2013年第2四半期より3年間で全国に41万台設置する計画を発表している。今回のセミナーでは、同サービスの特長や世界での展開状況、モバイル対応の取り組み、2月のモバイルワールドコングレスで新たに発表したワレットソリューション「MasterPass」についての紹介が行われた。

続いて、シーサム・ジャパンビジネスデベロップメント ディレクター 山下昌宏氏が登壇。C-SAMのモバイル・トランザクション・プラットフォーム(MTP)は、国際決済ブランドのMasterCard Worldwideをはじめ、米国のDiscoverやISIS、メキシコ、インドやベトナム等の銀行、シンガポールのキャリアや決済ネットワーク会社など、世界各国で採用実績を築いている。今回の講演では、MTPの概要、「STARHUB “SMARTWALLET” MNO WALLET サービス」など、海外の事例などを紹介。また、国内でも大日本印刷がC-SAMの提供するMTPのライセンス契約を締結しているが、新たな取り組みについても行っているそうだ。

最後に登壇したオリエントコーポレーション 顧客営業推進グループ CRM開発推進部 部長代理 長谷川 亮氏は、「オリコの非接触ICカード・NFCへの取組みについて」講演した。オリエントコーポレーションでは、他社に先駆けて「MasterCard PayPass」の加盟店向けサービスや近距離無線通信の国際標準規格である「NFC」の実証実験を行ってきた。2013年5月からは、従来の「MasterCard PayPass」に加え、Visaが提供する非接触IC型決済ソリューション「Visa payWave」の発行を開始している。長谷川氏は、非接触ICサービスの取組状況、これまでの「MasterCard PayPass」の展開、「MasterCard PayPass」と「Visa payWave」の相違点、NFCの動向 、FeliCaとの比較、NFC普及のポイントについて講演した。

同セミナーには、カード会社や関連企業など、数多くの参加者が聴講したが、各講師陣の話に真剣な表情で耳を傾けていた。

なお、ペイメントナビ編集部では、2013年7月23日に普及が加速するオンラインプリペイドカードについて関連企業が講演を行う「オンラインプリペイドカンファレンス」を開催する予定だ。国内でも「オンラインプリペイドカード」の普及が徐々に進んできた。ハウス電子マネーは飲食店やスーパーなどの小売りでリチャージカードとして利用されており、コンビニエンスストアではギフトカードの陳列販売が行われている。また、今後はVisa等の国際ブランドが搭載されたプリペイドカードの普及も予測されている。「ペイメントナビ」では、これまで数多くのプリペイドカードのニュースを紹介してきたが、今回、ハウスプリペイド発行企業、ギフト・プリペイドカードの他店舗販売の取り組み、ブランドプリペイドカードの展開でキーとなる企業の担当者が講演を行うセミナーを開催する予定となっている(セミナーの告知については、後日、本サイトで紹介)。

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