2013年6月13日18:41
スクロールの子会社であるスクロール360は、キャッチボールの株式を取得し、子会社化した。
スクロール360は、通販企業・EC事業者向けに物流代行サービスを主要事業としており、現在、出荷梱数は年間 700 万個以上、出荷取扱金額としては約 550 億円の取扱実績がある。また、通販システムや決済代行・受注代行・販売促進支援サービスも提供し、通販業務全般をワンストップで提供できるよう、サービスメニューの開発や充実に力を入れている。
今回、スクロール360が資本提携した「後払い.com」を運営するキャッチボールは、EC事業者を中心に登録加盟店約 4,000店舗に対して、後払い決済サービスを提供している。「後払い.com」は、商品代金を消費者に代わって、通販企業やEC事業者に立て替えて支払い、消費者は商品到着後に、コンビニエンスストアなどで、支払うことができる決済サービスとなっている。
今回の資本提携により、キャッチボールの事業基盤(資金力・企業の信頼性)を強化できることや、同社の物流サービスや通販システムに後払い決済サービスを組み合わせることで、トータルでシームレスな通販ソリューションが展開できるという。
また、後払い決済の導入による「未払いによる貸倒リスクの低減」「消費者への請求や売掛金管理、回収の省力化」「後払いによる消費者の安心感、利便性による売上拡大」が期待できる。
今後は、スクロール360が提供する通販システム(シェルパ・クロススピークス)や販売促進メニューとの連携を強化するとともに、通販企業・EC事業者の業績改善に貢献できるサービスに進化させ、2016年には、加盟店数 8,000店舗、売上20億円を目指す。