加盟店を順調に拡大するゼウスの決済システムの強みとは?

2013年8月26日8:00

24時間365日のサポート、高セキュリティで安定した決済システムが強み
リアルの決済端末との統合管理で加盟店のO2O展開を支援

ゼウスでは、オンラインクレジットカード決済を1999年より開始し、現在ではコンビニ支払、電子マネー、銀行振込、Web口座振替等の多彩な決済手段を提供している。また、2010年からは実店舗向けにPOS端末やスマートフォン決済端末を提供しており、ネットとリアル双方の決済データを統合管理できる点が強みとなっている。

今期中に1万加盟店との契約を達成へ
コールセンターは常駐スタッフがカード会員をサポート

ゼウスが提供する決済サービス

現在、ゼウスの加盟店舗数は約9,500店舗。ゼウス 営業部 部長 小笠原公一氏が「今期中には1万サイトは見えている」というように、加盟店は順調に拡大しているようだ。近年は年間1,000店舗のペースで加盟店数は伸びており、取扱高でみると対前年比35%以上となっている。取り扱いシェアは、2011年の矢野経済研究所の調査数値で1.5%だったが、現在は2%程度に高まっていると同社では試算している。

同社の強みとしては、まず24時間365日対応のコールセンター業務が挙げられる。アウトソースではなく、常駐のスタッフが対応しており、加盟店サイトで商品やサービスを購入したカードホルダーのサポートも実施している。

「ユーザーサポート向けの電話番号を設けており、例えば決済が失敗した際のお問い合わせ先をすべて弊社のセンターに指定させていただいて、加盟店様へのお問い合わせが発生しないような仕組みを設けています。決済にまつわるお問い合わせはもちろん、場合によっては店舗と連絡が取れない際のサポートも受け付け、翌日営業日に加盟店様と連携することにより、運営面での負担を軽減させていただいております」(ゼウス 代表取締役 金沢哲史氏)

決済サービスの稼働率の高さが特徴
POS連動が可能な決済端末の展開が強みに

また、システム面では、決済サービスの稼働率の高さが特徴となっている。オーソリセンターの計画停止や定期メンテナンス以外で決済システムが停止したことはほとんどない。小笠原氏は、「2010年と2011年は100%の稼働率となっており、運用面の安定性は高い評価を受けています」と自信を見せる。

ゼウス 代表取締役 金沢哲史氏

さらに、2010年からは実店舗向けに汎用型POS端末の提供を開始。対面の決済についても据え置き端末、スマートフォン決済端末など、加盟店の要望に合わせてさまざまな端末を取り扱っており、複合的なサービスを提案できるのは強みとなっている。

対面、非対面に関わらず、データを全件収集できるため、ネットとリアル双方の統合管理を他社に先駆けて実現させた。また、同社のシステムはPOS連動が可能であるため、多店舗展開を行っている企業などで採用を築いている。

今後は、加盟店のO2O(Online to Offline)実現に向け、決済を軸として、ポイントやギフトを横断的に連動できるようなサービスを提供していきたいという。また、リアルの決済についてはNFC(Near Field Communication)対応も検討している。

EC市場については、リアルで展開していた店舗がネットに進出するケースも多いため、O2O展開できている点は強みとなる。加盟店に対しては、業務管理や精算処理を軽減できる仕組みを提供していきたいとしている。

約350のショッピングカートシステム提供企業と協力
対前年対比50%の取扱高を目指す

決済手段のラインアップについては、加盟店の動向を見据えながら拡充している。軸足を置くのはクレジットカードだが、銀行振り込み(入金おまかせサービス)についての引き合いも増えている。入金おまかせサービスでは、入金から消込まで、銀行振り込みに関するすべての手続きをゼウスが代行することで、業務の効率化や人的コストの削減が可能だ。ほかには、コンビニ決済の引き合いも増えているそうだ。既存の加盟店からも要望を踏まえ、今後、決済ラインアップの拡充は並行して進めていきたいとしている。

ゼウス 営業部 部長 小笠原公一氏

加盟店との接点という意味では、ショッピングカートシステムを提供する企業との関係を古くから構築している点が強みとなっている。すでに約350社の企業と提携。ECの黎明期からショッピングカートシステムを提供する企業と連携して加盟店サービスを提供しているため、約7割の案件が提携社からの紹介となっているそうだ。

また、韓国で展開している企業が日本でサービスを展開する際の支援も行っていく方針だ。すでに韓国のEC関連事業者との話し合いも進めており、両国で展開している企業がスムーズに国際展開できるような体制を整えていく方針だ。また、SBIAXESの子会社ではシンガポールに子会社を抱えているため、国際展開も徐々に図っていきたいとしている。

ゼウスでは今後も24時間365日のサポート、高セキュリティで安定したシステムの運用、加盟店の業務負荷軽減といった強みを生かしながらサービスを提供していく方針だ。金沢氏は、「今年度、取扱高として対前年対比50%は目指していきたいです」と力強く語った。

企業名 所在地 HP MAIL
株式会社ゼウス 150-0002
東京都渋谷区渋谷2-1-1
青山ファーストビル9F
[TEL] 03-3498-9030 [FAX] 03-3498-9029
HP
メール
サービス概要
オンラインクレジットカード決済に関しては1999年より開始し、現在ではコンビニ支払、電子マネー、銀行振込、Web口座振替等の多彩な決済手段を提供しております。
また、2010年からは実店舗向けに汎用型POS端末を提供。決済処理は対面取引電文で行っております。2011年9月には業界では先駆となる日本クレジット協会のガイドラインに基づいたスマートフォン決済の実運用を開始しております。

 

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