世界通貨「Visa」の優待サービスは?プラチナ向けのサービスも充実

2013年11月7日8:00

世界通貨「Visa」の優待サービスを数多くの国と地域で展開
「Visaプラチナダイニング」などプラチナカードの優待特典も充実

「世界通貨」とは実に言い得た表現だ。Visaはクレジットカードの国際ブランドとして世界一のシェアを誇り、200以上もの国と地域で幅広く利用することができる。日本国内はもちろん、世界中どこでもストレスなく決済が可能な定番カードだ。Visa独自の優待特典の増強に加え、近年はクレジット以外のペイメントソリューション強化も目覚ましい。

日本でも世界でも通用する定番ブランド
世界の都市のランドマーク的な店で優待を展開

海外渡航時にも安心を約束する、Visaのグローバルなブランド力はいうまでもない。Visaのロゴマークがついたクレジットカードならば、どのカード発行会社のものでも、世界中のVisaマークのある店で決済が可能だ。

「Visaの強みは国内に加え、海外利用です。Visaはリーディングブランドとして、おかげさまで、どこの国へ行っても多くのカード利用可能な店舗を持っております」(ビザ・ワールドワイド・ジャパン マーケティング ディレクター 佐藤治氏)

旅先で現金が必要となった場合にも、Visaのカードならば世界200万台以上のATMから現地通貨を引き出せる。いわゆるキャッシング利用だが、混み合う両替所に並ぶわずらわしさから解放される。また、カードの紛失や盗難といった非常時には、世界中どこからでも電話受付してくれる「Visaグローバル・カスタマー・アシスタンス・サービス」が用意されており安心だ。日本語オペレーターが年中無休、24時間体制でサポートしている。

さらに、Visaではアジア、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパなど各地で優待を展開しており、多くの店舗で割引やオリジナルのプレゼントが用意されている。佐藤氏は「世界の都市の、わざわざ探さなくてもいいような大きなお店で、優待特典を各種ご用意しております。ゴールドやプラチナといったカードの券種に関係なく、Visaのカードであれば特典が受けられます」と説明する。

たとえば韓国では、国内に10カ所あるロッテ免税店で表示価格から5~10%オフの優待特典が受けられる(2013年10月現在)。Visaカードで支払うだけで、その場で値引きされる簡便さも嬉しい。こうした優待キャンペーンは今後も世界中で継続していく予定だという。Visaのサイト上に詳細が随時リリースされるほか、優待クーポンのダウンロードもできるようになっているから、渡航前にぜひ目を通しておきたい。

Visa独自のゴールドカード優待サービス提供を開始
2014年以降は国内プログラムも充実へ

ビザ・ワールドワイド・ジャパン コンシューマープロダクト プレミアムプロダクト シニアディレクター 十河範親氏

ビザ・ワールドワイド・ジャパン コンシューマープロダクト プレミアムプロダクト シニアディレクター 十河範親氏

Visaブランド搭載のゴールドカードは国内でも数多くラインアップしており、現在は27のカード発行会社から発行されている。それぞれのカード発行会社の付帯による各種機能に加え、Visaとしても3年前から海外優待を中心にサービス強化を推進している。

例えば、「国際線手荷物宅配サービス優待」は、空港から自宅まで、1個につきワンコイン500円で利用できる。成田空港など4空港での利用が対象となり、届け先が全国どこでも2個までこの料金が適用となる。また、世界600以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」の初年度年会費が優待されるサービスなどもある。

ビザ・ワールドワイド・ジャパン コンシューマープロダクト プレミアムプロダクト シニアディレクター 十河範親氏は、「Visaでは、何カ月限定のキャンペーンというような時限的なものではなく、極力そのカードであれば基本的には通年、機能として使えるというものをご用意するように努めています。現在は海外プログラムが中心ですが、2014年1月からは国内の分野にももう少し目を向けて、他社様と差別性のあるものを徐々に増やしていく予定でおります」と教えてくれた。

Visaプラチナカードでワンランク上のディナーを
ここでしか出会えないプレミアムテーブル

クレジットカードは一般的に、クラシック(スタンダード)、ゴールド、プラチナと、券種のクラスが上がるほど、国際ブランドが提供するサービスへの依存度が高くなる傾向がある。プラチナカードをつくる際には、Visaをはじめとするそれぞれの国際ブランドがプラチナユーザー向けにどのようなサービスを提供しているかを確認し、自分のニーズとより合致したものを選択することを勧めたい。現状、Visaプラチナカードは、「三井住友プラチナカード」、「ヒルトンHオナーズプラチナカード」、「シティ セレクト VISAプラチナカード」、「エポス プラチナカード」、「レクサスカード」、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」などが発行されている。

Visaのプラチナカード

Visaのプラチナカード

Visaブランドのプラチナカードは、7~8年前から他ブランドとの差別化をかなり意識し、積極的な投資を行ってきた。総合的にカード付帯の機能を底上げすることを目的に、国内・海外を問わず、T&E(トラベル&エンターテインメント)分野全般についてのサービス開発に努めている。

代表格が、国内123軒、海外60軒の一流レストランで利用できる特典・サービスを用意した「Visaプラチナダイニング」だろう。Visaではコンシェルジュへ予約リクエストの多かったレストランを中心に、有名グルメガイドブック等でサービス評価の高い店と個別に地道な交渉を重ね、参加を募ってきた。自社でプログラムの詳細まで管理する独自プログラムなので、他ではなかなかお目にかかれない人気店でもお得感が味わえる。

そのなかでも、通常のコースが無料でワンランク上にアップグレードできる「プレミアムテーブル」というサービスがひときわ光彩を放つ。対象となるコースや価格は店舗により異なるが、例えば1万円のコースを予約しておくと、当日はそのワンランク上の1万5,000円のコースが提供してもらえる、といった形の特典だ。現在31店舗、ミシュランで星を獲得したハイクラスのレストランも名を連ねる。

プレミアムテーブルの認知度と人気は年々上昇し、「Visaのプラチナカードは枚数でいうと昨年から約2割増ですが、このプログラムの利用件数は昨年比で約6倍になっております。2014年1月からは、対象の店舗数を増やしていく方向で検討しております」と十河氏は胸を張る。ちなみに、この優待は5名以下のグループにのみ適用可能で、利用にはコンシェルジュデスクを通しての予約が必要だ。

全方位に手厚いプラチナカード優待サービス
Visa負担で、よりよいものをよりお安く

Visaプラチナカードのこうした優待サービスは、店側の一方的な負担ではなく、Visaの投資によって成り立っている。国際ブランドとして大きな企業規模を有するVisaが、最上位のプラチナカード会員に集中的に投資をすることで実現するため、サービスの質が低下することなく、ユーザーにとっては非常に実のある優待となっている。

他の優待サービスについても同様だ。例えば、日本各地の有名旅館やホテルを優待価格で利用できる「Visaプラチナクラブ」。大手旅行代理店とパートナーを組み、約1,000もの宿泊施設をカバーしている。「ラックレートといわれる正規料金からではなく、現実に市中で販売されている宿泊料に対して、Visa自身が直接プログラムに協賛することでさらに優待をしております。こうした形はVisaのみだと思います」と十河氏は語る。

海外関連では、大手旅行代理店の海外パッケージ旅行等をVisaプラチナカード会員価格で享受できる「Visaプラチナトラベル」が光る。パッケージツアーのほか、海外航空券や海外ホテルも対象だ。また、空港手荷物宅配サービスは、往路・復路ともに3個まで無料となっている。

「Visaプラチナゴルフ」は、国内50カ所、海外約70カ所の名門コースを、ゴルフ会員権がなくても利用できるサービスだ。通常はメンバー以外がプレーできないような名門ゴルフ場を、プレー代金から3,000円優待の特別価格で予約できる。これもVisaが優待費用を負担している。

*各種優待プログラムに関する内容は取材時点での情報です。

Visa payWave搭載型カードでより利便性アップ
クレジット以外も多彩なVisaの決済サービス

さて、Visaカードの利便性がますます向上するソリューションとして注目したいのが「Visa payWave(ペイウェーブ)」だ。カードやスマートフォンを読み取り端末にかざすだけで支払いが可能な決済システムで、2013年1月現在、すでに世界41の国と地域で普及している。海外渡航の際も利用できるグローバルさが強みだ。

「Visa payWave」を搭載した「OricoCard Visa payWave」

「Visa payWave」を搭載した「OricoCard Visa payWave」

いよいよ日本でも導入開始となり、今年5月には国内カード会社では初めて、オリエントコーポレーションがVisa payWave一体型のクレジットカード「OricoCard Visa payWave」を発行している。後払い方式でチャージの必要がなく、サインレス、キャッシュレスでサッと支払いが済むのがうれしい。こうした搭載型カードは今後も多く登場するであろう。

イギリスでは、先日のロンドン五輪までに約14万店ものVisa payWave加盟店ネットワークが整備された。「ロンドン五輪ではVisa payWaveが非常に力を発揮しましてね。地下鉄でもタクシーでも、言葉がなくとも、それを出せば支払いに使えるという状況がございました」と佐藤氏は回顧する。Visaは2020年開催の東京五輪オフィシャルスポンサーとなっており、それに向けて国内でも加盟店が一気に拡大するかもしれない。

昨今、さまざまな決済方式が普及してきたとはいえ、国内における生活消費で電子決済の占める割合はいまだ低く、8割強が現金払いだ。佐藤氏は「競合はあくまで現金」と熱い思いを語る。主力のクレジットカードと、デビット、プリペイド、そしてVisa payWave。製品ラインの拡充を強化し、「支払いのソリューションをいろいろ提供していける、ペイメントソリューションの会社です、という方向にVisaは大きく舵を切って参ります」と意気込みを見せた。

Visa プラチナカードの優待サービス

●Visaプラチナダイニング
visa22012年から開始されたサービス『プレミアムテーブル』では、国内の老舗・有名レストランの豪華コース料理をアップグレードすることができます。
例えば・・・
プラチナカード会員の間でも人気が高い、高級割烹「六雁(むつかり)」では、「六雁のお野菜コース/13000円」又は「シェフのおすすめコース/13000円」をワンランク上の「極コース/18000円」にアップグレードできます。
優待割引や特別サービスも提供
この他にも、厳選された国内外の高級レストラン約180軒で特典やサービスを受けられます。
例えば・・・
フランスの星付きレストランで修業を重ねた柳舘功氏によるフランス料理店『 Restaurant REIMS YANAGIDATE 』にて、お食事代金から20%OFF!

●Visaプラチナクラブ
visa3全国各地の約1,000の旅館・ホテルプランが近畿日本ツーリストのパンフレット価格より優待割引(10~20%OFF)で利用できます。
【優待対象施設例】
・ザ・リッツ・カールトン(東京・大阪・沖縄)
・東京ステーションホテル(東京)
・由布院玉の湯(大分)
・富士屋ホテル(神奈川)

●Visaプラチナトラベル
visa4海外パッケージ旅行、海外航空券、海外ホテルをVisaプラチナカード会員優待価格(5%優待)にてご利用頂けます。

●Visaプラチナゴルフ
【日本】
通常はゴルフ場メンバー以外予約できない日本国内50箇所の名門ゴルフ場をVisaプラチナカード会員優待価格(各コースのプレー代金から3,000円優待)で利用できます。
visa5【海外】
日本人に人気のある渡航先であるハワイ、グアム、東南アジア(シンガポール、タイなど)の海外ゴルフ場にてVisaプラチナカード会員優待価格で利用できます。

その他、以下のプログラムもご用意しています。

Visaプラチナ空港宅配
国際線を利用の際、自宅と空港間で、往路復路、それぞれ無料にてお荷物を宅配します。
Visaプラチナ空港ラウンジ
韓国の金浦空港国際線ターミナルのラウンジ利用料金が通常価格37,400ウォン(約3740円)のところを、50%優待価格の18,700ウォン(約1870円)でご利用頂けます。
エアポートショッピング
韓国の空港にあるロッテ免税店において、5~15%OFFの優待が利用できます。

取材(2013年10月):ペイメントナビ編集部 池谷貴

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