スマホを利用した新しい財布「モバイルウォレット」のカテゴリーは?

2014年7月16日9:12

スマホを利用した新しい財布「モバイルウォレット」のカテゴリーは?
世界各国でさまざまなプレイヤーがサービスを提供

「モバイル財布(ウォレット)」という言葉をニュースサイトなどで目にする機会が増えた人は多いだろう。

モバイルウォレットは、電子財布(デジタルワレット)の一種で、主にスマートフォン上にクレジットカードや電子マネー、IC乗車券、プリペイドカードなどの決済機能やポイント特典などのリワードプログラム機能、クーポン機能、バウチャー機能、各種優待サービス機能を“財布”(Wallet)に見立てたアプリケーションを用いて一元的に管理し、リモートまたはNFCなどの近接型のモバイル決済の効率化とセキュリティの向上、ユーザーの利便性を高めるソフトウェアを用いたプログラムとなっている。

ユーシーカードは「Salon de Wallet」サービス対応の美容サロンに対し、「MasterPass」を2014末から2015年初頭を目標にサービスを提供
ユーシーカードは「Salon de Wallet」サービス対応の美容サロンに対し、「MasterPass」を2014末から2015年初頭を目標にサービスを提供

また、モバイルウォレットは、VisaやMasterCard、American Expressなどの“オフラインカード”と“オンラインカード”、ブランドプリペイドカードやギフトカードなどの“オンラインプリペイド”、コンタクトやコンタクトレスのIC電子マネーなどの“オフラインペイメント”といったように、オンラインとオフラインの世界が合流して形成・統合された“マルチチャネル”と言えるだろう。

モバイルウォレットのプロバイダーのカテゴリーとしては、以下の分類が行われているケースもある。まずMerchant Customer Exchange(MCX)やPaydiant、スターバックスといったマーチャントが挙げられる。また、USバンク(USBank Wallet)やチェース(CHASE Liquid)、韓国金融通信&決済院(KFTC)のデジタル財布(Bank Wallet)といった「金融機関」(Financial Institutions)のウォレットも数多くリリースされている。さらに、ファーストデータやFiservなどの「ペイメントプロセッサー」(Payment Processors)、ISIS(ISIS Wallet)やSprint(Sprint Touch)、SKテレコム(Smart Wallet)などの「ネットワークキャリア」(Network Carriers)、PayPalやAmazon、Square、Google、Appleなどの「テクノロジー企業」(Technology Companies)、Visa(V.me by Visa)やMasterCard(MasterPass)、American Express(Serve)、JCB(JCB Mobile Wallet)などの「ネットワーク団体」(Network Associations)が挙げられる。

SKテレコムの「Smart Wallet」は「OKキャッシュバッグカード」などのメンバーズカード、マイレージプログラム、「cashbee」や「T-Money」などのプリペイド電子マネー、ギフト券、クレジットカードなどのサービスを集約して提供
SKテレコムの「Smart Wallet」は「OKキャッシュバッグカード」などのメンバーズカード、マイレージプログラム、「cashbee」や「T-Money」などのプリペイド電子マネー、ギフト券、クレジットカードなどのサービスを集約して提供

レポート「モバイルペイメント要覧」では、世界の5大メジャーカードブランドのモバイルウォレット、マスターカードの“MasterPass”やVisaの“V.me by Visa”、アメリカン・エキスプレスの“Serve by American Express”、中国銀聯の“中国銀聯銭包”、JCBの“JCB Mobile Wallet”を紹介する。また、2012年8月に立ち上げられた大手小売事業者によるモバイルペイメントのアライアンスであるMCXと世界最大の小売業であるWal-Martの”Bluebird”アカウントについて取り上げている。

さらに、PayPalやAmazon、Google、Apple、マイクロソフトといったハイテックの巨人、SquareやCor Fire、Moneta、Dwolla 、MeaWalletとったテクノロジー企業、ペイメントプロセッサーのFISの取り組み、加えて、ISIS、Touch、Quick Tap、Smart Walletといったネットワークキャリアのサービスについても紹介している。

関連記事

ペイメントニュース最新情報

決済シーンにdelight(ワクワク感)を!PCI P2PE 認定国内実績 No.1の「確かな信頼」を提供します(ルミーズ)

国内最大級のクレジットカード情報データベース(アイティーナビ)

電子マネー、クレジット、QR・バーコード、共通ポイントなど、多数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供(トランザクション・メディア・ネットワークス)
決済領域を起点に多様なビジネスニーズに応える各種ソリューションを提供(インフキュリオン)
ReD ShieldやSift等の不正検知サービスを提供し、お客様の不正対策を支援(スクデット)
「お金の流れを、もっと円(まる)く」決済ゲートウェイ事業のパイオニアとして、強固なシステムでキャッシュレス決済を次のステップへと推進します。(ネットスターズ)
現金とキャッシュレスの売上をリアルタイムに確認可能なIoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOX(飛天ジャパン)

BtoCもBtoBも。クレジットカード決済を導入するならSBIグループのゼウスへ。豊富な実績と高セキュリティなシステムで貴社をサポートいたします。(ゼウス)
TOPPANの決済ソリューションをご紹介(TOPPANデジタル)
多様な業界のニーズに対応した、さまざまなキャッシュレス・決済関連サービスを提供する総合決済プロバイダー(DGフィナンシャルテクノロジー)
決済業務の完全自動化を実現する「Appian」とクレジット基幹プラットフォームを合わせてご紹介!(エクサ)

国内最大級の導入実績を誇る決済代行事業者(GMOペイメントゲートウェイ)

チャージバック保証、不正検知・認証システムなどクレジットカード不正対策ソリューションを提供(アクル)

非対面業界唯一!!カード会社とダイレクト接続により、安心・安全・スピーディーで質の高い決済インフラサービスを提供。Eコマースの健全な発展に貢献する決済代行事業者(ソニーペイメントサービス)

stera terminalでお店のポイントがつけられる「VALUE GATE」(トリニティ)

Spayd スマートフォン、タブレットがクレジット決済端末に!(ネットムーブ)

DNPキャッシュレス 決済プラットフォームをご紹介(大日本印刷)

PAGE TOP