ブルックスが原宿店と通販サイトでPayPal決済導入、オムニチャネルを強化

2014年10月23日8:00

BROOK’S CAFÉ原宿店でPayPalにより顔パス感覚での支払いが可能に
ネットでも実店舗でも1つのペイパルアカウントで決済が完了

コーヒー通販大手のブルックスは、国内・海外向け双方のブルックスオンラインショップおよびブルックス初のコンセプトショップ「BROOK’S CAFÉ原宿店」に決済サービス「PayPal(ペイパル)」を導入し、国内・海外の顧客が1つのペイパルアカウントを利用してネットでも実店舗でも支払いできる環境を整えた。同社では、ネットとリアルを連携させたオムニチャネル化を推進し、訪日外国人向けのサービスを強化している。

訪日外国人が多い原宿の一等地に店舗をオープン
通販サイトを利用して海外27カ国で商品を販売

BROOK’S CAFÉ原宿店は、「お客様とブルックスの新しい接点の役割を担ったコンセプトショップ」として6月28日にオープンした。当初から訪日外国人客への対応に取り組み、スマートフォンやタブレットを使ったクレジットカード決済サービス「PayPal Here」を店頭レジとして導入。海外向けサイトに加え、国内の通販サイトにもペイパルを利用した決済を導入することで、「お客様が1つのペイパルアカウントでネットでも店舗でも支払いできる環境を整えたことから、グローバルオープンを発表しました」とブルックス 代表取締役 小川裕子氏は説明する。ペイパルを通して世界各地の人々と継続的な取引が可能になることにより、海外向けオンラインショップのさらなる発展を期待している。そのほか、BROOK’S CAFÉ原宿店では、クレジットカード、銀聯、各種電子マネーの利用が可能だ。

BROOK’S CAFÉ原宿店は1軒のお茶屋としてスタートしたブルックスが、創立以来培ってき た味づくりと、“おもてなしの精神”を体感できるコンセプトショップ

BROOK’S CAFÉ原宿店は1軒のお茶屋としてスタートしたブルックスが、創立以来培ってきた味づくりと、“おもてなしの精神”を体感できるコンセプトショップ

BROOK’S CAFÉ原宿店では、店内での無料Wi-Fiの提供や多言語対応できるスタッフの配置、スタッフの対応言語をバッジで示す施策を進め、国内の顧客のみならず訪日観光外国人も対象に、積極的に海外展開を狙うブルックスの海外顧客獲得の拠点としてブランド発信を行ってきた。また、海外在住の来店者は気軽にお土産を贈れるポストカードコーヒーの販売など、訪日外国人向けサービスを強化している。

ブルックスは、日本ではじめてレギュラーコーヒーの販売を開始。現在はコーヒー通販のリーディングカンパニーを名乗るまでとなった。コーヒー以外にも紅茶、お茶、健康茶などを取り扱っている。

世界の利用者に向けては、2008年に海外通販のグローバルサイトをオープン。アジア、オセアニア、中東、欧州など合計27カ国に販売している。また、2012年から、台湾と中国・北京のコンビニ販売も開始。さらに、台湾のショッピングモールに出店し、フランス・パリへの出店も計画するなど、グローバル展開を進めている。「原宿店もグローバル展開に向けた重要な拠点」(小川氏)となるそうだ。

店舗ではチラシなどを配布してECサイトへ誘導している

店舗ではチラシなどを配布してECサイトへ誘導している

オムニチャネルリテールと訪日観光客対応サービス拡充を加速
4つのキャンペーンを実施し、利用を促す

今回、原宿店で導入した「ペイパルチェックイン支払い」は、無料のウォレットアプリ「PayPal」をダウンロードし、ペイパルアカウントでログインするだけで“顔パス”感覚で支払いが可能だ。利用者は、“BROOK’S CAFÉ原宿店”にチェックインを行い、氏名と顔写真を来店前に店舗側へ通知し、会計時に「ペイパルで払います」と伝えるだけで支払いが完了する。

位置情報からBROOK’S CAFÉ原宿店を選択し、チェックインするイメージ

位置情報からBROOK’S CAFÉ原宿店を選択し、チェックインするイメージ

チェックインすると店舗のタブレットに顔写真と名前が表示される

チェックインするとタブレットに顔写真と名前が表示される

「ペイパル チェックイン支払い」の支払いの完了時の店舗のタブレットイメージ

「ペイパル チェックイン支払い」の支払いの完了時の店舗のタブレットイメージ

また、コーヒー通販のオンラインショップにもペイパルを導入することで、「ペイパル チェックイン支払い」でコーヒーを注文し、その同一ペイパルアカウントを利用して数回のクリックでネットからコーヒー豆などを購入できる仕組みを実現している。訪日外国人観光客向けにオンラインショップはすでに英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語に多言語化しており、今後オムニチャネルリテールと訪日観光客対応サービス拡充をさらに加速させていくそうだ。

通販サイトではPayPalを利用して簡単に支払い可能

通販サイトではPayPalを利用して簡単に支払い可能

ブルックス BROOK’S CAFÉ原宿店 店長 江守信幸氏は、「今回のペイパルキャンペーンとの連動により、訪日観光客の誘致につなげ、海外通販の販路を伸ばし、BROOK’S CAFÉ原宿店がブルックスの未来への架け橋となるよう、さらなるサービスの充実を目指したい」と意気込みを見せる。

両社では、10月22日から以下の4つのキャンペーンを実施する。

①ペイパルで顔パス半額キャンペーン(2014年10月22日~2014年10月28日)
BROOK’S CAFÉ 原宿店で好きなメニューを注文し、「ペイパル チェックイン支払い」で決済すると全品50%オフで提供する。利用者は、期間中、何度でも利用可能。

②ペイパルで顔パスプレゼントキャンペーン(2014年10月29日~2015年1月31日)
BROOK’S CAFÉ 原宿店で好きなメニューを注文し、「ペイパル チェックイン支払い」で決済するとブルックスの人気商品を店頭でプレゼント(数量に達し次第、終了)。

③BROOK’S CAFÉ原宿店内オンラインショッピングキャンペーン(2014年10月22日~2015年1月31日)
BROOK’S CAFÉ原宿店内の無料Wi-Fiを利用してインターネットにアクセスすると、同キャンペーン限定のお得な特別商品をペイパルで購入できる。海外在住者が利用した場合、発送先(日本国以外)へ送料無料で商品を購入するか、ネットで決済後、BROOK’S CAFÉ原宿店で商品を持ち帰るか選択できる(数量に達し次第、終了)。

BROOK’S CAFÉ原宿店限定の商品も購入可能

BROOK’S CAFÉ原宿店限定の商品も購入可能

④BROOK’S オンラインショップPayPalキャンペーン(2014年10月22日~2015年1月31日)
ブルックスの国内向けオンラインショップにおいて、ペイパルで3,000円(税抜)以上の商品を購入した人を対象に、人気のドリップバッグコーヒーをプレゼント。また、海外向けオンラインショップでは、ペイパル購入者を対象に、スペシャルバリューセットの国際郵便(EMS 配送)の送料を大幅割引にて提供する(数量に達し次第、終了)。

PayPalはIDとパスワードのみでリアルでもネットでも決済可能
「オーダーアヘッド」の国内展開も見据える

なお、ペイパルは203の国と地域で利用されており、100の通貨に対応している。また、52%が国際取引となっているが、同サービスが利用者に支持される理由としてPayPal Pte.Ltd東京支店 コミュニケーションズ 部長 杉江知彦氏は、決済時にカード情報が店舗にわたらない安心感を挙げた。また、2,000人規模の24時間不正監視、買い手と売り手を保護する「バイヤー&セラープロテクション」などのサービスも行っている。

PayPalがグローバルで支持される理由

PayPalがグローバルで支持される理由

また、初めて訪れた人でもカード情報や住所などの入力をせず、IDとパスワードの入力のみで決済・購入が可能な点も特徴として挙げた。利用者はブルックスの通販サイトでペイパル決済を行うことにより、会員登録の入力項目を削減することが可能だ。例えば、キャンペーンサイトでは、画面上で「PayPalで購入手続きに進む」を押せば、個人情報の入力などはせずに、決済が完了する。

今後は、フランスのマクドナルド、イギリスのWagamama、米国のジャンパー・ジュース(Jampa Juice)、オーストラリアのBeat the Q等で採用されている「オーダーアヘッド(Order Ahead)」の導入もブルックスに提案しているそうだ。「オーダーアヘッド」により、顧客は店舗に訪れる前にスマートフォンで予約と決済を行い、店舗ではレジに並ばずに商品を受け取ることが可能になる。

海外で利用されている「オーダーアヘッド」

海外で利用されている「オーダーアヘッド」

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