「Money20/20」がラスベガスで開幕、米国で浸透する決済サービスが集結

2014年11月5日0:36

米国・ラスベガスのホテル・ARIAで、小売、モバイル、マーケティングサービス、データ通信や技術などの支払いサービスに関するイベント「Money20/20」が、現地時間の2014年11月2日~5日まで開催されている。

セッションは11月2日から開催されており、3日はブース展示も行われている。セッションは、CEOを含めて750人を超える登壇があり、イベントには60カ国以上、2,500の会社から訪れるそうだ。ブースコーナーでは、米国をはじめワールドワイドでサービスを展開している企業などのブースが設けられていた。

日本でも知名度が日増しにアップしているペイパルでは、ブース内にコーヒーラウンジを設け、「ペイパルチェックイン支払い」、米国やフランス、オーストラリアなどの一部の国で先行してスタートしている「オーダーアヘッド」により、コーヒーが1セント(0.01$)で購入できるデモを行った。日本でもブルックスやヤマダ電機で「ペイパルチェックイン支払い」を利用したことがある記者もさっそくトライしたが、日本でのプロセス同様にチェックインを行い、店員に「ペイパルで支払います」と言うだけで支払いが完了した。

paypal

また、チェックアウトサービスとしてはAmazonが「Check out by Amazon」の紹介を行った。そのほか、日本でもサービスを展開するPOWA社などがスマートフォンを活用したアプリケーション「POWA TAC」(旧ZNAP)等を説明していた。

American Expressでは、プリペイドカードとスマートフォンによるモバイルペイメントの新しい支払い手段となる「Serve」の紹介を行った。

コンビニエンスストアや家電量販店など、国内でも広がりを見せるギフト・プリペイドについては、世界的なディストリビューターであるインコムとブラックホークネットワークがブースや商談スペースを設けていた。

incomm

また、日本ではテイツー子会社のカードフレックスジャパン(CFJ)と協力してプリペイドカードのプロセッシングサービスを展開する米国・i2c Incも展示を行った。

i2c

ペイメントカードのプロセッサーとしては、ファーストデータ、TSYS、ハートランド・ペイメント・システムといった米国大手がこぞって出展した。決済端末を提供する企業では、世界的なメーカーとなるインジェニコ、ベリフォン、PAXなどがスマートデバイスを活用したサービス等の紹介を行った。また、デジタルセキュリティベンダーのジェムアルト、オベルチュールテクノロジーズ、NFCの新技術として注目が高まるHCE(Host Card Emulation)サービスを提供するSimplyTapp、Bell IDの展示も行われている。

クレジットカードをモバイル化して、独自の技術で決済でき、磁気のスワイプもNFCのようにタッチする行為も不要になるという「LoopPay」の紹介も行われていた。すでに米国の9割のPOSで利用でき、日本での動作も確認できているそうだ。

looppay

MasterCard、Visa、Google(Google Wallet)などように、展示コーナーこそないものの、ミーティングスペースを設けている企業もあった。

なお、ペイメントナビ編集部では、国際ブランド、プリペイド・ギフトカードのディストリビューター、デジタルセキュリティベンダー、送金事業者、決済プロセッサー、端末メーカー、HCEサービス提供企業、などにインタビューを行った。インタビューの模様は後日紹介する予定だ。

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