決済手数料0%で導入可能な「LINE Pay」を公開(LINE)

2014年12月16日22:47

LINEは、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」のアップデート(ver 4.8)を行い、新たな機能として、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を、日本をはじめ全世界(中国・韓国を除く)で公開した。日本を除く国・地域では、クレジットカード連携での決済機能のみ対応している。

モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」の概要(出典:LINEのプレスリリース)

モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」の概要(出典:LINEのプレスリリース)

LINE Payのサービスの運営はLINEの子会社であるLINE Payによって行われ、送金・決済処理やチャージ、口座振替などの際には、LINE Payと各機関との間で連携・処理が行われる。

利用者がLINE Payを使用するには、LINE上でLINE Payアカウントを登録し、銀行口座振替・コンビニエンスストア・Pay-easy(ペイジー)での支払いを通じた事前チャージ(手数料無料)、もしくはクレジットカード(American Express/Diners Club/JCB/MasterCard/Visa)での支払い登録をすることにより、利用可能だ。なお、銀行口座振替は、提携する、みずほ銀行と三井住友銀行のネット口座振替サービスと連携しており、LINE Payで銀行口座振替の登録を行うと、いつでもどこでもチャージから送金・決済まで可能だ。

LINE Payの「送金」機能は、LINEでつながっている友人に送金ができる。LINEでつながっていれば、相手の銀行口座を知らなくても、メッセージやスタンプなどを添えてお金を送ることができるという。LINE Pay上から、送金する相手を選択し、支払金額、およびメッセージを入力するだけで、相手のLINE Pay口座に支払金額が入金される(手数料無料)。遠くに住む家族への仕送りや、お祝いなどの送金時などに活用できる。

その他、周辺機能として、特定の相手に対してLINEのトークを通じて支払い要請を行う「送金依頼」機能、合計の支払額とLINE友だちの中から参加メンバーを選ぶだけで、均等に按分された金額を各メンバーに請求することができる「割り勘」機能などを搭載。なお、LINE Payでチャージ・送金されたお金は、提携銀行含む日本全国ほぼ全ての金融機関の口座にて引き出すことができるという。

また、LINE Payの「決済」機能は、提携する店舗やWebサービス・アプリ内における支払いをLINEアプリ上から行うことができる機能となる。今回、そのショウケースとして、LINEスタンプなどのLINEおよびLINE関連サービスの有料コンテンツを購入できる「LINE ウェブストア」での決済が可能となった。今回のサービス対応を記念し、「LINE ウェブストア」へのチャージをLINE Pay決済で行うと最大25%のボーナスが付与された金額がチャージされるキャンペーンを期間限定で実施。今後、デリバリーサービス「LINE WOW」や、近く公開を予定しているタクシー配車サービス「LINE TAXI」などLINE周辺サービスに加え、ECサイトなどの外部Webサービスとの連携を予定し、広く加盟店舗の拡大に力を入れるという。

LINE Payでは、今後、LINEのユーザー基盤を活かした送客キャンペーンや格安な加盟店手数料、パートナーシップ施策などをもとに、外部のECサイト事業者を中心に、LINE Pay決済対応加盟店の拡大を図っていく。ECサイト事業者においては、LINE Pay決済を導入することにより、購入者に対して会員登録やクレジットカード情報などの登録を求める必要が無くなるため、ユーザーの決済手続きの手間を省くことができ、さらなる成約率の向上を期待することができるそうだ。

国内主要ID決済サービスとの手数料比較(出典:LINEのプレスリリース)

国内主要ID決済サービスとの手数料比較(出典:LINEのプレスリリース)

また、加盟店手数料は、導入から2年間は月間決済額100万円まで0%で利用でき、100万円超えた分については物販が3.45%、デジタルコンテンツが5.5%を基本とし、国内主要ID決済サービスよりも格安の料率で運用いただくことが可能であるとしている。

LINE Payは、セキュリティ確保および不正利用の防止のため、ユーザーの本人確認の有無によって利用できる機能や金額が制限されるという。また、LINE Pay利用の際には、LINEの登録パスワードとは異なるLINE Pay専用パスワードの登録が必要となる。さらに、送金や決済など金銭が移動する機能の利用時や、端末の機種変更などによる別端末でのLINE Pay初回ログイン時には、登録した専用パスワードの入力が必須となるため、第三者によってLINEアカウントにログインされた場合でも、LINE Payの機能は利用することができないという。加えて、モバイル決済の特性を活かし、PCサイトでの決済時においてもLINEアカウントを登録しているスマートフォンと連携した認証が毎回必ず行われるため、本人以外での不正な利用が困難な仕様となっているそうだ。その他、Apple Touch IDによる指紋認証でのパスワード照会(iPhoneのみ)やPCサイト利用時のスマートフォン認証の対応、および、送金依頼の回数や金額などの諸条件によって不正な動きをするアカウントを検知・報告するモニタリングシステムも導入する。なお、LINE Payは、資金決済法に準拠し、LINE Payが運営および利用ユーザーの資金保全を行っているという。

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