日本でもモバイルギフトカード普及への機運が高まる

2015年1月30日9:30

欧米を中心にモバイルギフトカードが成長

スマートフォンの普及に伴い、2010年頃から欧米を中心に急速に普及の兆しを見せ始めているのが“モバイルギフトカード”だ。モバイルギフトカードは、ギフトバリューを“E-メール”においてメッセージを添付してプレセントするものだ。

QRコードなどを利用してモバイル決済が可能に

Targetのモバイルギフトカード(出典:Targetのウェブサイト)

Targetのモバイルギフトカード(出典:Targetのウェブサイト)

モバイルギフトカードをプレゼントされた人は、ギフトカードデータを当該モバイルギフトカードの専用アプリをインストールしたスマートフォンで取り込み、スマートフォン上にQRコードやバーコードなどによってギフトカードデータを表示。リアル店舗のPOSレジのスキャンでスマートフォンの画面に表示されたQRコードやバーコードなどを読み込み、近接型のモバイル決済を行うことが可能だ。

モバイルギフトカードのバリューは、オンラインプリペイドカードのギフトカードと同様にクラウドのサーバーコンピュタ上で管理されている。もちろん、こうしたモバイルギフトカードは、“M-ギフト”と同様にスマートフォンを用いてモバイルコマースの加盟店におけるリモート型のモバイル決済に充てることも可能である。また、モバイルギフトカードは、加盟店側のPOSレジなどでQRコードを読み取る対応が整っていれば、インターネットへの接続が可能なモバイルデバイスならばモバイルフォンキャリアやモバイルデバイスの機種を問わず対応が可能で、NFC(Near Field Communication)のように特定のモバイルデバイスに限定されることもない。

店舗のセールスプロモーションを後押し

こうした、モバイルギフトカードの導入企業のメリットとしては、プラスチックのギフトカードの作成や流通など、諸々のコストを削減可能で、店頭での認証が簡単に早くできるほか、モバイルクーポンやモバイルリワードなどさまざまなセールスプロモーションとの連携が行いやすい。ユーザーにとってのモバイルギフトカードのメリットは、カードレスで財布がかさばらず、スマートフォンで残高の確認や店舗の情報を得るのが簡単で、割引クーポンなどのさまざまなセールスプロモーションによりお得感を得やすい。

欧米では数多くのモバイルギフトカードサービスが展開されているが、すでに国内のディストリビューターなども提案を行っており、日本での広がりも期待されるところだ。「世界のプリペイドカード市場要覧」では、米国を中心に複数のモバイルギフトカードを取り上げている。

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