今後は国内でもモバイル財布と連携したプリペイドカードが増加?

2015年2月5日8:32

今後は国内でもモバイル財布と連携したプリペイドカードが増加?

モバイル財布アプリとリンクしたオンラインプリペイドカードがアメリカやヨーロッパを中心に、東南アジアやアフリカなど世界中で発行されている。日本でも「au WALLETアプリ」や「WebMoneyカードケース」の登場でモバイル財布への関心が高まっている。

モバイル財布の市場規模は世界中で拡大へ

世界のモバイル財布アプリとリンクしたプリペイドカード(出典:世界のプリペイドカード市場要覧)

世界のモバイル財布アプリとリンクしたプリペイドカード(出典:世界のプリペイドカード市場要覧)

モバイル財布は広義の電子財布(デジタルワレット)の一種で、主にスマートフォンや高機能モバイルフォンデバイス上にクレジットカードや電子マネー、IC乗車券、プリペイドカードなどの決済機能やポイント特典などのリワードプログラム機能、クーポン機能、モバイルギフトカード(バウチャー)機能、各種優待サービス機能を“財布”(Wallet)に見立てたアプリケーションを用いて一元的に管理し、リモートまたはNFCやQRコードなどのテクノロジーによる近接型のモバイル決済の効率化とセキュリティの向上、ならびにユーザの利便性を高めるソフトウェアを用いたプログラムである。

2014年9月には、従来NFC(Near Field Communication)に対応してこなかったAppleが新しいスマートフォンモデルであるiPhone6シリーズにNFC機能を搭載し、併せてNFCモバイルペイメントなどのモバイルペイメントに対応するモバイル財布“Apple Pay”をリリースしている。

アライドマーケットリサーチの調査によると、モバイル決済の世界的市場規模は、スマートフォンの急速な普及により、NFC(Near Field Communication)やIC乗車券などとして利用されるモバイルチケットなど近接型のモバイルペイメントやリモートモバイルペイメントなど“モバイル財布”アプリを経由したモバイルペイメントの増加などにより、2013年度で35億ドル(約3,500億円)に達している。

日本でも「au WALLETアプリ」「WebMoneyカードケース」が登場

世界中で、プリペイドカードと連携したモバイル財布に注目が集まっているが、日本でも大手キャリアのKDDIがMasterCardブランド搭載のプリペイドカード(電子マネー)「au Wallet」を、クレディセゾンとタイアップして2014年5月からスタートした。MasterCardの世界中の3,810万店オン・オフのカード加盟店と日本のオンラインペイメントのWebMoneyのおよそ2,000店での決済が可能である。また、キャリア決済「auかんたん決済」の決済金額に応じて“Walletポイント”が提供される。KDDIは、『au Walletをより便利に使いこなすための連携アプリ』である“au Walletアプリ”というモバイル財布機能の一部を有するデジタルアプリを同じく2014年5月にリリースしている。

ウェブマネー公式アプリ「WebMoneyカードケース」では利用履歴の確認、残高の表示、WebMoneyへのチャージが可能(出典:ウェブマネーのプレスリリース)

ウェブマネー公式アプリ「WebMoneyカードケース」では利用履歴の確認、残高の表示、WebMoneyへのチャージが可能(出典:ウェブマネーのプレスリリース)

また、ネットワーク型電子マネー「WebMoney」を運営するウェブマネーから、「Web Moneyマスターカード」と一部利用制限がある「Web MoneyマスターカードLite」という2種類のオンラインプリペイドカードが、クレディセゾンとタイアップして発行されている。WebMoneyは、インターネットや実店舗での支払いに活用できるスマートフォンアプリ「WebMoneyカードケース」をリリース。「WebMoneyカードケース」は、「MasterCardプリペイド付きWebMoneyCard」と合わせて使うことで、インターネットでの買い物をはじめ、実店舗での支払いに活用でき、WebMoneyも貯まるスマートフォンアプリとなるっている。また、ポイントプログラムは「WebMoneyカードケース」だけの限定特典となる。

今後は日本でもモバイル財布と連携したプリペイドカードのサービスが両社以外からも登場すると予想される。「世界のプリペイドカード市場要覧」では、世界のモバイル財布について紹介している。

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