トークンを利用したモバイル決済サービスを開始(Visa)

2015年3月2日22:42

Visaは、米国時間の2015年2月26日、世界各国の複数の大手金融機関と提携し、新たなモバイル決済サービスを提供することを発表した。すでにBBVA(スペイン)とCuscal(オーストラリア)の2行は、カード発行会社のブランドでAndroidスマートフォン向けのモバイル決済アプリケーションを立ち上げており、Banco do Brazil(ブラジル)、PNC Bank, N.A(米国)、U.S. Bank(米国)の各行も近い将来、同様の体制を整える意向であるという。

これらの新しいモバイル決済サービスは、消費者がGoogle Playストアから各金融機関のモバイル決済アプリをダウンロードするだけで利用可能だ。サービスに加入する金融機関の利用者は最初に申し込み手続きを済ませた後、利用する銀行のアプリをダウンロードしてインストールすれば、買い物の際に店内でAndroidスマートフォンを非接触型リーダーにかざすだけで、Visaカードの口座での支払いができる。こうした決済機能を中核に、Visaデジタルソリューションにはインターネットに接続する多様なデバイスやウェアラブル機器で安全な決済を行うための包括的なサービスや機能が備わっているそうだ。

Visaは2014年、スペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2014」において、金融機関や加盟店、デベロッパー向けに、Androidスマートフォンを使用して安全なモバイル決済アプリを導入できる新たなテクノロジーの提供を開始することを発表した。特に、金融機関向けには、Host Card Emulation(HCE)の利点を活用した新たな選択肢を提供し、AndroidスマートフォンであらゆるNFCアプリケーションのスマートカードをエミュレートできる新たな機能を提供している。

今回の発表は、Visaのソフトウェア開発キット(SDK)とVisaトークンサービスを含めたVisaのデジタルソリューションの柔軟性を改めて示すものであるそうだ。Visaトークンサービスは、プラスチックカードに保存されている16桁のカード番号や有効期限、セキュリティコードなど、決済口座の機密情報を一連のユニークな番号に置き換え、その番号を使用することで、決済口座に関する詳細情報を表に出すことなく決済が行えるテクノロジーとなる。このVisaトークンサービスをベースとするVisaのモバイル決済ソリューションは、Apple PayやHCEを始めとする各種デジタル決済アプリを通じて利用されており、導入が拡大しているという。

page toppagetop