NFC機能を搭載した「TAMAGOTCHI 4U(たまごっちフォーユー)」の魅力とは?

2015年3月11日7:50

NFC機能を搭載した「TAMAGOTCHI 4U(たまごっちフォーユー)」の魅力とは?
全国6万のタッチポイントにより、日常的に持ち歩く楽しさを提供

「たまごっち」シリーズの最新モデルとして販売されている「TAMAGOTCHI 4U(たまごっちフォーユー)」は、女子小学生をメインターゲットとした商品だ。「TAMAGOTCHI 4U」には、NFC機能を搭載。利用者は全国累計約6万カ所の「タッチスポット(TOUCH SPOT)」に端末をタッチして楽しむことができるなど、普段の生活シーンで携帯する楽しさを提供している。また、「TAMAGOTCHI 4U」同士をタッチすれば友達と楽しくコミュニケーションが可能だ。

玩具店、飲食店、自販機、テーマパークなど
ICタグを添付したタッチスポット設置

「たまごっち」は、1996年に初代のモデルが販売され、空前の大ヒット商品となった。バンダイ ガールズトイ事業部 たまごっちチーム リーダー 松本亮氏は、「2004年に復活した『たまごっち』では赤外線通信機能が搭載されており、携帯電話との通信も可能となりました。ただ、赤外線通信の利用は減少しているため、新しい無線手段で通信させる方法を模索していましたが、端末同士で通信でき、安価なICタグを読み取ることができるNFCを採用しました」と説明する。

「TAMAGOTCHI 4U」(PINK)。他にもPURPLE・WHITE・BLUEを販売

「TAMAGOTCHI 4U」(PINK)。他にもPURPLE・WHITE・BLUEを販売

赤外線通信の場合、データのやり取りを行うハードウェアを用意する必要があるが、NFCでは、安価なICタグで利用できる。バンダイではこれまで、玩具店にたまごっち専用の赤外線端末を設置していたが、ICタグによりポスターやPOPにタグを添付して使用することが可能になった。

「たまごっちは普段の生活の中で持ち歩いていただきたい商品なので、玩具店以外のさまざまな店舗にICタグの『タッチスポット』を設置できるようになりました」(松本氏)

2015年2月現在、タッチスポットは玩具店、飲食店、自販機、テーマパークなど累計約6万カ所。たとえば、「カレーハウス CoCo壱番屋」等のタッチスポットにタッチすると、限定データを手にすることが可能だ。2月中旬からは、東京都、愛知県、大阪府の「ダイドードリンコの自動販売機(台数限定)」への設置も開始している。

「ターゲットとなる小学生の女の子のおもちゃ離れが始まっていますが、どうしたら『たまごっち』を常に携帯していただけるかを考えました。彼女たちも携帯ゲームやスマートフォンには興味があり、街中でタッチすることによる『ライフツール感』を持たせることを意識しています。ご協力いただいている店舗にとっては、集客につなげることが可能です」(同事業部 サブリーダー 加藤陽子氏)

また、「たまごっち」はクーポンの表示も可能だ。たまごっちのオフィシャルショップの「たまごっちデパート原宿」と「たまごっちストア東京」では、クーポンを見せると特典が受けられる。

子ども達の間で「通信あそび」が話題に
NFC機能のさらなる活用を模索

NFC機能の使い道としては、ほかにも「Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)」機能を利用して「たまごっち」同士で通信が行える。さらに、NFC搭載のスマートフォンとは「Android Beam(アンドロイドビーム)」を使って通信することができる。

右からバンダイ ガールズトイ事業部 たまごっちチーム リーダー 松本 亮氏、同事業部 サブリーダー 加藤 陽子氏

右からバンダイ ガールズトイ事業部 たまごっちチーム リーダー 松本 亮氏、同事業部 サブリーダー 加藤 陽子氏

「TAMAGOTCHI 4U」は、2014年9月27日から発売を開始したが、10月、11月と徐々に流行りだし、「小学生女子のアンケート調査でも一番欲しいおもちゃに輝くことも増えてきました」と加藤氏は成果を口にする。利用者に実施したアンケートでも「たまごっち」の特長である「お世話遊び」が第一位だが、二位もしくは三位には「通信遊び」がランクインしている。また、子供の母親からすると、「たまごっち」は、閉鎖空間で遊べる特徴があり、インターネットには直接つながらないため、安心感があるそうだ。

なお、「たまごっち」に搭載されているNFCチップは、NXPセミコンダクターズの協力を得て、カスタマイズして開発した。また、ICタグは「NTAG」をバンダイがまとめて購入している。店頭のICタグは書き込みを行った後、第三者の解読を防止している。松本氏は、「今のたまごっちは、NFCの最低限の仕様を盛り込んだ製品となり、他にも多くの遊び方が提供できることがわかってきたため、将来的に検討していきたいです」と話す。

「たまごっち」は、当初100万個の販売目標を掲げていたが、その達成に向けてはさらに販売のペースを上げる必要があるという。加藤氏は、「今後は、常に子供たちの生活導線上にタッチポイントがある状態を目指していきたいです。2014年11月の『たまごっち』のお誕生日を機に6企業にタイアップ企業が広がりましたので、今後も5~10企業が街中でタッチポイントを提供している状態を維持していきたいです」と話し、笑顔を見せた。

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