オーストラリアではVisaの対面決済の60%が「Visa payWave」に

2015年6月26日8:46

オーストラリアではVisaの対面決済の60%が「Visa payWave」に

国際ブランドのビザ・ワールドワイド(Visa)は、世界各国で非接触決済サービス「Visa payWave」を推進しているが、オーストラリアは対面取引の60%で利用されているという。オーストラリアでの「Visa payWave」成功の理由やモバイルを活用したデジタル決済について、Visaに説明してもらった。

「Visa payWave」取引は月7,500万件に

オーストラリアでは、決済の取引にICカードの国際標準統一規格である「EMV」が採用されており、実店舗でもオンラインでも急速に新しい形でのデジタルペイメントを採用する状況になっているそうだ。また、既存のインフラと進化する消費者行動があいまって、非接触決済が急速に成長する条件が揃っているという。

「オーストラリアの消費者は世界でもっとも大きな『Visa payWave』ユーザーです。このような状況のため、モバイルのVisa payWaveにシフトする条件が整っています」(Visa)

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非接触決済サービス「Visa payWave」の利用イメージ

現在、オーストラリアにおけるVisaの対面取引の60%は、「Visa payWave」で行われているという。また、オーストラリアでのVisa payWaveにおける取引は月7,500万件にのぼる。

オーストラリアでVisa payWaveが普及した主な理由としては、コールス(Coles)とウールスワース(Woolworths)という、2つの主要なスーパーマーケットのチェーン店が非接触の決済を採用したことにある。それをきっかけに、たとえば、ガソリンスタンドやフードコートなど、特に消費者が迅速で便利な決済オプションを好むようなシーンでアクセプタンスの拠点数が増えてきて、非接触決済が右肩上がりが続いている。

各国によって、決済システムの条件は異なるが、「Visaの戦略は、多くの異なるハンドセットやオペレーティングシステムを越えてモバイルペイメントやサービスを提供可能にすることによって消費者の購買経験をより充実させること」となっている。

Cuscalはモバイルペイメントをアジア太平洋地域で展開

カードを利用した非接触IC決済に加え、モバイルペイメントも加速している。オーストラリアのCuscalとは、まず「ホスト・カード・エミュレーション(HCE)」ベースのモバイルペイメントをアジア太平洋地域で展開すると発表している。Cuscalの「redi2PAYアプリ」はHCEを使用しスマートフォンを“タッチして支払う”決済デバイスに変えることが可能だ。

Visaでは、HCEのローンチにより、通常ペイメントデータをクラウドからアップデートする際に、モバイル上にペイメント情報を取り込むことに伴う複雑さを取り除くことができるとしている。

「Visa payWave」のモバイルでの利用イメージ

「Visa payWave」のモバイルでの利用イメージ

また、「トークナイゼーション(Tokenization)」の推進も強化している。トークナイゼーションは、カード会員の16桁のカード番号を異なる番号に置き換えるものとなる。モバイルペイメントテクノロジーにさらにもう1つセキュリティのレイヤーを増やすことになり、よりさまざまなアプリやデバイスにおけるカード利用者の情報を安全に統合するための障壁を取り払い、セキュアな情報管理を可能にできるため、重要となる。

「Visa Checkout」もアジアでいち早くローンチ

さらに、世界中でさまざまなチェックアウトが展開されているが、Visaでもeコマースでの支払いを簡易に、便利に行えるオンライン決済ソリューション「Visa Checkout」の展開を強化している。Visa Checkoutは、一年前に米国、カナダ、オーストラリアでのローンチ以降、400万人以上もの消費者が同アカウントに登録した。また、12万5,000以上の大小の加盟店、および260の金融機関との連携により、Visa Checkoutをグローバルに提供できているそうだ。

オーストラリアにおいては、加盟店は、発行会社やペイメントゲートウェイとともに順調にアクセプタンスを拡大し、Visa Checkoutの登録が進んでいるという。現状、Visaでは、各国での登録数は開示していないが、「その伸びは非常に大きい」とコメントしている。

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