オーストラリア等でmPOSのプロセッシングを行うMint Paymentsの取り組みは?

2015年8月24日8:53

シドニーに本社を置くMint Payments Limitedは、オーストラリア証券取引所に上場しているモバイルペイメントのプロセッシングやトランザクション処理を行う会社である。iOSやAndroidのアプリを利用して、スマートフォン、タブレットといったモバイルデバイス上でクレジットカードやデビットカード(EFTPOS)での支払いを可能にするモバイル決済技術のプラットフォームを提供している。

mPOS端末を提供するMiura Systemsはパートナー
ベンディゴ・バンク、ニュージーランド銀行等と協力

Mint Payments Limitedは、スマートフォンやタブレットを活用したmPOSシステムのプロセッシングを行っている。すでに日本でも複数の企業が採用しているmPOS端末を提供するMiura Systemsとは、パートナー関係にあり、同社の決済端末と合わせて展開している。

mPOSを展開するMiura Systemsはパートナー
mPOSを展開するMiura Systemsはパートナー

iOSやAndroidプラットフォームを利用した決済が可能であり、Chip&PINや非接触決済に対応。また、レシートをどの形式で受け取るかも選択可能だ。さらに、返金が必要な場合にも対応している。加盟店には、ポータルサイトも提供しており、リアルタイムでどのような決済をされているのかを確認できる。

セキュリティ面では、Mint Paymentsの決済ソリューションは、ペイメントカードの国際セキュリティ基準「PCI DSS」に準拠しており、高いセキュリティレベルを実現しているそうだ。

すでに、オーストラリアでもタクシー業界、電化製品の技術者、銀行などが同社のmPOSシステムを利用している。同社のアクワイアラは、オーストラリアではベンディゴ・バンク(Bendigo Bank)、ニュージーランドではニュージーランド銀行(Bank of New Zealand)等となる。

シンガポールやイギリスにオフィスを設ける
会計ソフトのMYOBなどにもシステムを提供

MINT Paymentは、オーストラリア証券取引所に上場しているが、Bank of New Zealandに5,000台、会計ソフトのMYOB(マイオブ)に2,500~3,500台、タクシーには500台を提供しており、月に200台程度の導入があるため、成長はしているそうだ。

現在、mPOSのビジネスは、銀行や決済機関などが進出しており、手数料競争が厳しくなっているという。当初予想していたよりも手数料マージンによる収益は小さく、市場規模も決して大きくはないのが現状となっている。

なお、アジアへの進出を強化しており、すでにシンガポールにオフィスを設けている。また、中国、ベトナム、日本への展開も考えているそうだ。欧州では、すでにイギリスにもオフィスがある。mPOSに加え、物理的なカードを利用しないオンラインビジネス、ダイレクトデビットについても展開している。

※取材は2015年5月20、21日開催の「Cards & Payments Australia 2015」のMint Payments Limitedのブースにて

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