「FeliCa Lite-S」を活用したアプリケーションの構築を安全にサポート カードの正当性を確認するASPサービスで認証強化を実現(凸版印刷株式会社)

2015年10月1日8:00

ソニーが開発した、非接触IC技術「FeliCa Lite-S」は、ICカードなどさまざまな形状で利用できるICチップとして、さまざまな活用が期待されている。凸版印刷の「FeliCa Lite-S汎用認証サービス」では、FeliCa Lite-Sを利用した決済カードやIDカードの認証をより強化可能なASPサービスとして採用が加速している。

「FeliCa Lite-S汎用認証サービス」を開発
サービス提供者側での新たな手続きは一切不要

凸版印刷では、非接触IC技術「FeliCa Lite-S」に対応した「SMARTICS-LFeS(スマーティックス エルエフイーエス)シリーズ」を開発し、営業を強化している。FeliCa Lite-Sは、非接触電子マネー、社員証などで活用されている「FeliCa Standard」よりも価格を抑えつつ、違った用途としての活用が期待されている。一般的なICカード形状はもちろん、薄型ICチケットやICタグラベル、ICストラップ、ICリストバンドなど、さまざまな形状としても利用可能だ。

凸版印刷でもハウスプリペイドカード、飲料メーカーのダイレクトメール、カーシェアリングの会員証、ファンクラブカード、アミューズメント施設、ガソリンスタンドのキーフォブなど、採用は加速度的に増えている。その一方で、鍵による認証を使用しないユースケースにおいては、セキュリティが無いため、中身を読みだされて、別のタグに複製されてしまう危険性があるそうだ。特に、金銭や個人認証を伴うIDカードの場合、カードの正当性確認や不正の抑止は重要となる。その対策として、凸版印刷では認証に必要な鍵を同社データセンター内で保有し、ネットワークを経由してカードの正当性を確認するASPサービスとして「FeliCa Lite-S汎用認証サービス」を提供している。データセンターへの鍵の格納は、凸版印刷で利用者向けにカードを発行した際に使用した鍵をそのままデータセンター内に保有するため、新たな認証サーバーの構築などサービス提供者側での新たな手続きは一切不要だ。

「FeliCaLite-S 汎用認証サービス」は、認証に必要な鍵を凸版印刷データセンター内保有しネットワークを経由してカードの正当性を確認するASP サービス

「FeliCaLite-S 汎用認証サービス」は、認証に必要な鍵を凸版印刷データセンター内保有し ネットワークを経由してカードの正当性を確認するASP サービス

 

HSM内に個別化マスター鍵を保管し、カードとの認証が可能に
決済サービスや本人確認サービスを展開可能

具体的には、HSM(ハードウェア・セキュリティ・モジュール)に個別化マスター鍵を格納して、さらにアプリケーションの作りこみとしても、リーダライタでFeliCa Lite-Sにアクセスして、正しい鍵を保有しているかという認証もデータセンター内で実施するという汎用的なアプリケーションとして作りこんだという。

「弊社のサービスを使っていただくと、個別化マスター鍵をセキュアに担保することが可能です。しかも個別化マスター鍵を管理する以外にも、アプリケーション側で認証する個別化マスター鍵から個別鍵を演算して、セッション鍵で認証するなど、リーダライタ側で行われる必要がある認証の部分をすべてパッケージとして提供できます」(情報コミュニケーション事業本部 セキュアビジネスセンター セキュアビジネス推進本部 セキュア販促一部 カード販促チーム 係長 黒澤真路氏)

これにより、セルフレジや事業者自身のモバイル端末などでカードの認証を行う際に認証するための端末に認証に必要な鍵をセットする必要がなくなり、より手軽にFeliCa Lite-Sを利用した決済サービスや本人確認サービスが展開できるという。

FeliCa Lite-S汎用認証サービスでは、凸版印刷のサーバー内に個別化マスター鍵を格納して認証するケースはもちろん、「お客様のオンプレミスで作られているサーバーの中に個別化マスター鍵を置いて、似たような形でリーダ側のアプリケーションを弊社で提供するケースなどにも対応できます」と黒澤氏は話す。最近では、AndroidやiPadといったタブレットを活用した認証の要望も増えている。

「ギフトカードASPサービス」でも採用が加速
FeliCa Standardよりも安価にシステムを構築可能

現状、導入先も従来のFeliCa Standardを採用されにくかったアプリケーションでの採用が増えており、今後2~3年は磁気カードからの置き換えを含め、さらに導入は加速するとみている。たとえば、同社が残高管理の仕組みを提供する「ギフトカードASPサービス」を活用できる有望な分野とみており、実際に複数の案件が動き出している。同部 課長 嶋田浩氏は、「FeliCa Lite-S汎用認証サービスを導入すれば、追加でコストは発生しますが、それでもFeliCa Standardに比べ安価にシステムの構築が可能です」と説明する。

金融やID分野をはじめ、セキュアなICカードビジネスをサポートしてきた凸版印刷だが、「FeliCa Lite-S」を使ったセキュアなアプリケーションの構築においても中心的な役割を担うことになりそうだ。

■「PR」お問い合わせ先

toppan
凸版印刷株式会社
情報コミュニケーション事業本部
セキュアビジネスセンター
〒112-8531
東京都文京区水道1-3-3
URL:http://www.toppan.co.jp/securities/iccard/

※冊子「FeliCa&NFC完全ガイド」において、「FeliCa Standard」のロゴが誤っておりました。関係者の皆様にお詫びして訂正させていただきます。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト

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