ウェアラブル端末でNFC非接触決済可能な「AS3921」を発表(ams)

2015年10月21日17:59

amsは、2015 年10月21日、スマートウォッチやリストバンドなどスペースに制約のある端末向けに、非接触決済やチケット発行を提供する新しいNFCソリューションを発表した。NFC アナログフロントエンドAS3921 は現在、サンプル出荷中となっている。

非接触決済やチケット発行を提供する新しいNFCソリューション(出典:amsのプレスリリース)

非接触決済やチケット発行を提供する新しいNFCソリューション(出典:amsのプレスリリース)

AS3921は、ams独自のboostedNFCテクノロジーを統合したNFCアナログフロントエンド(AFE)となる。同デバイスは、NFCリーダーの使用動作レンジを従来のNFCと比較して、最大で900%まで高めるそうだ。AS3921は、スマートウォッチやリストバンドなど、小型で、アンテナしか収まらないデバイスで、NFCトランザクションの信頼性と認識スピードを改善するという。また、同デバイスは、非接触カードよりも小さいアンテナを持つことができることから、NFC送信が困難な稼働環境で使用されるデバイスからのNFC送信の信頼性も高めることが可能だ。

AS3921により、OEM企業は、従来のNFCコントローラベースのアーキテクチャよりもシンプルな設計が可能になる。AS3921は、従来のアーキテクチャと比較して、よりシンプルで低価格のソリューションの開発を可能にすると共に、フットプリントの1/3の削減、部品点数の削減、消費電力の低減を同時に実現するという。また、通常の稼働電力が12μAとなり、他のNFCコントローラ回路よりも電池使用量が少なくなっている。

AS3921は、ISO/IEC 14443(Type A/B)とFeliCaに適合している。ウェアラブル端末などスペースに制約のあるデバイスを開発するメーカーは、非接触決済端末で使用するためのEMVCo基準への適合をスムーズにするという。

なお、amsのboostedNFCテクノロジーは、ポータブルおよびウェアラブル端末向けとして実績のあるソリューションとなっている。北京、広東、深圳など、中国各地の運送業者で実績を上げているそうだ。

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ペイメントナビ編集部

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