プラスチックカードに箔押し加工できるリップマン型ホログラムを開発(DNP)

2015年12月7日22:29

大日本印刷(DNP)は、身分証や製品保証カードなどの高いセキュリティや高級感が求められるプラスチックカードに、さまざまな形状で箔押し(ホットスタンプ)加工できるリップマン型ホログラムを開発したと発表した。DNPは、リップマン型ホログラム付きカードとして提供するほか、高いセキュリティが求められるカードを製造している海外メーカーなどに向けて、ホログラム箔として単独でも販売する。2016年4月に販売開始予定。

高セキュリティが求められる身分証や、高級感が求められる会員証などに向けて提供(出典:DNP)

高セキュリティが求められる身分証や、高級感が求められる会員証などに向けて提供(出典:DNP)

リップマン型ホログラムは、フィルムに塗布した感光性の特殊なポリマー材料の内部の密度を変化させ、屈折率の変化で干渉縞を形成することにより製造される。その干渉縞に入射する光の回折現象により、立体的なホログラム像が表示される。リップマン型ホログラムの製造は、世界でもDNPを含む数社だけが製造できるという。DNPは、世界で初めて量産に成功しただけでなく、デザイン表現でも優れた技術を有しているそうだ。

DNPは今回、層の構成を工夫することで、プラスチックカードにさまざまな形状で箔押しできる薄さと加工適性を備えたリップマン型ホログラムを開発した。一般的な箔押し機でカードに転写加工できる。

リップマン型ホログラムは左右に加え上下の立体感も表現できるため、エンボスホログラムと比べて、より立体感のある画像を表示することができるそうだ。生活者や企業は、その立体感を確認することで、カードの真贋を目視で判定できることから、カードのセキュリティ性が向上する。またその意匠性により、他のカードと差別化できるため、製品保証カード、会員カードなどに高級感を持たせることなどにも適しているそうだ。

DNPは、身分証や製品保証カードを発行する企業にリップマン型ホログラム付きカードを提供するほか、ホログラム転写箔としてもカードメーカーへ提供し、2018年度までの3年間累計で、5億円の売上を目指す。

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ペイメントナビ編集部

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