Powaが銀聯と提携、銀聯カードユーザーが「PowaTag UnionPay」を通してモバイル端末で決済可能に

2015年12月17日19:32

英国・Powaテクノロジーは、銀聯ネットワークペイメントと10年間の戦略的アライアンスを締結したと発表した。これにより、最大13億人の中国銀聯クレジット・デビットカードユーザーにモバイルコマースを提供する。

Powaテクノロジーが設立するジョイントベンチャーは、小売企業が巨大な中国O2O市場を捉える足がかりとなるそうだ。同市場は、2015年前期で3,049.4億元規模となり、年率 80%増で成長している。同パートナーシップは、銀聯ネットワークペイメントのモバイルペイメントとPOSソリューションが、Powaテクノロジーのモバイルコマースプラットフォーム「PowaTag」と統合するものとなる。

PowaTagは、ローンチから一年で1,200社の小売企業・ブランドに採用されている。PowaTagは、広告やソーシャルメディア、サンプルや商品自体など、あらゆる消費者とのコンタクトポイントを、消費者がスマートフォンで即座に購入できる機会にするプラットフォームとなる。

中国でのジョイントベンチャーは、初めに広東省で設立。人口1億600万人強の同省で、消費者は40万社の企業と取引できるようになる。将来的には、中国全土600万社への拡大を目指す。2016 年末までに、5,000万人の消費者がPowaTagを通して100万社と取引可能になる計画だ。

「PowaTag UnionPay」は、銀聯ネットワークペイメントとの提携による PowaTagアプリの中国市場向け共同ブランドで、銀聯ネットワークペイメントのPOSシステムや既存ネットワークと完全に統合される。

PowaTag UnionPayは、中国の小売企業のオムニチャネル戦略を実現し、同国の O2O・モバイルペイメント市場を拡大することを目指す。中国のオンライン消費は2015年前期で7 兆1,400億元以上であり、年率 25%増で成長している。

これまでに中国市場参入を試みてきたモバイルペイメントプラットフォームと異なり、PowaTagは決済以上のソリューションを提供するという。PowaTag はモバイルショッピング、カタログ、クーポン等が一体となったコマースソリューションで、iOSとAndroidの両システムに対応し、NFC用POSシステムを必要としない。

中国銀聯の全クレジット・デビットカードで利用可能で、中国銀聯のカード支払いをすでに受け付けている店舗では、すぐに導入することができるという。

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ペイメントナビ編集部

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