決済できてスマホとも連携可能なNFC搭載ウェアラブルデバイス「Sharkey」を中国等で展開(Watchdata Technologies)

2015年12月28日8:00

シンガポールのWatchdata Technologies(ウォッチデータ・テクノロジーズ)は、決済や交通チケットとして利用でき、スマートフォンと連携可能なNFC搭載ウェアラブルデバイス「Sharkey(シャーキー)」を提供しており、すでに中国で実績がある。決済、交通に加え、個人のスポーツ健康管理などにも活用可能なデバイスとして販売を強化しているそうだ。

「QUICPass」等の非接触IC決済に対応
Bluetooth経由でAndroidやiOSのスマートフォンに接続可能

Watchdata Technologies は、USBトークン、EMV対応ICカード、セキュアなSIMカードに付属のアンテナを追加することでNFCサービスを提供可能な「SIMPass」「SIMpass-SC」など、各種セキュリティ製品を展開している。

同社がグローバルに販売を強化するNFC搭載ウェアラブルデバイス「シャーキー」は、リストバンドと腕時計の2種類を提供。中国銀聯の「QUICPass(クイックパス)」等の非接触IC決済に対応でき、すでに中国・広東の銀行が提供しているという。

watchdata

Watchdata Technologies Marketing Dept. MarCOM Planning Manager Eva Guo氏

また、Bluetooth経由でAndroidやiOSのスマートフォンに接続可能だ。利用者は、オンラインで金額をチャージでき、取引や残高の確認が行える。さらに、内蔵のセンサーにより、歩数計として毎日の歩数を記録できるだけでなく、コール、メッセージ、イベントリマインダ機能として活用できる。

スマートフォンと連携して利用可能。時計タイプは残高を双方で確認できる

スマートフォンと連携して利用可能。時計タイプは残高を双方で確認できる

セキュリティも重要視しており、評価保証レベルとしてコモンクライテリア(CC)EAL5 +を取得している。

中国のプロサッカークラブ「北京国安」がリストバンドを採用
日本のFeliCaへの対応は?

「北京国安足球倶楽部」に採用

「北京国安足球倶楽部」に採用

「Sharkey」はすでに、北京、上海、深センをはじめ、中国各地で出荷を開始。また、シンガポール、香港、台湾で展開する予定となっている。

「Sharkey」はカスタマイズも可能で、北京プロサッカークラブ「北京国安足球倶楽部(Beijing Guoan Football Club)」ではメンバーシップ特典を含めたリストバンドとして、2015年10月から展開しているという。

すでに中国では、3カ月で1万台出荷。コストは、リストバンドタイプが24ユーロ、時計のタイプが60ユーロとなる。

今後は、中国市場を中心に拡販を強化するそうだ。なお、日本や香港、インドネシアで展開されている「FeliCa」への対応は現状で未定となっている。

この記事の著者

株式会社TIプランニング代表取締役 池谷 貴

株式会社TIプランニング代表取締役 池谷 貴

2009年11月にマーケティング、カード・電子決済、IT・通信サービスなどのコンサルティング、調査レポート・書籍の発行、セミナー運営、ポータルサイト運営などのサービスを手掛ける株式会社TIプランニングを設立。現在は、ポータルサイトとして「payment navi(ペイメントナビ)」「PAYMENT WORLD (ペイメントワールド)」を運営しています。
書籍の発行、執筆や講演など幅広く行っています。 ツイッター/フェイスブック

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