プリペイド型電子マネーを用いた病院向けキャッシュレスシステムが不動ヶ丘病院で採用(DNP/ホスピタルネット)

2016年3月22日20:53

大日本印刷(DNP)とホスピタルネットは、プリペイド型電子マネーを用いた病院向けキャッシュレスシステムが埼玉県の医療法人藍生会不動ヶ丘病院で採用されたと発表した。

不動ヶ丘病院のカード(出典:DNPとホスピタルネットのプレスリリース)

不動ヶ丘病院のカード(出典:DNPとホスピタルネットのプレスリリース)

導入されたのは、繰り返しチャージできるプリペイド型の電子マネー用カードで、病院内のさまざまな支払いができるキャッシュレスシステムとなっている。管理サーバーで利用履歴の確認や利用明細のプリントアウトが可能で、患者一人ひとりのお金の使い方を“見える化”できるという。また、1日の利用限度額の設定によって使いすぎを防止できるほか、カードの紛失や盗難の際には即時に使用を停止することができる。

DNPとホスピタルネットは、電子マネー用の非接触ICカードと金額の加算減算の管理サーバー、チャージ用機器、残高確認用端末、キャッシュレス対応の各種機器(ランドリー、自動販売機、電話、テレビ、冷蔵庫など)から、各病院のニーズに合わせて最適なシステムを構成して提供する。

不動ヶ丘病院はこれまで、現金の利用によるトラブルを防止するために、自動販売機用の磁気プリペイドカードシステムを使用していた。しかし、機器の老朽化などにより読取り不良が多いことや、病院内でチャージできないことなどの課題があった。これらの課題の解決に向けて今回、DNPとホスピタルネットが提供するキャッシュレスシステムを採用し、2016年3月に、自動販売機とチャージ機での利用を開始。今後は、ランドリーなどでも利用できるようにする計画だ。

これにより、患者自身が“おこづかい”を調整し、金額を決めてチャージできるため、患者の自立支援につながるとともに、病院スタッフの金銭を預かる業務負担を軽減できる。また、非接触ICカードを利用するためリーダーライターの故障や読取りの不具合が起こりにくく、メンテナンスの負荷が軽減可能だ。さらに、リーダーライターにカードをかざすだけの操作のため、読取り不良が起こりにくく、入院患者自身が利用しやすいといった特徴がある。

そのほか、自動販売機以外のランドリーなどの用途で利用でき、退院時など、チャージの残高がある場合は、返金が可能となる。

DNPとホスピタルネットは、今後も精神科病院や老人保健施設などを中心に同システムを提供し、2019年度までの累計で、約10億円の売り上げを目指す。

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ペイメントナビ編集部

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