ドイツのG&Dがウェアラブルによるトークン決済のデモを実施

2016年5月9日20:27

ドイツのギーゼッケ&デブリエント(Giesecke&Devrient:G&D)は、NFCのTSM(Trusted Service Manager)を提供する世界的企業である。スペインで開催された「Mobile World Congress2016」では、ウェアラブルによる支払いのデモを実施した。

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リングによる支払いのイメージ


ウェアラブルデバイスとBluetoothで接続
トークンサービスプロバイダ―との連携をシームレスに実現

利用者は、スマートフォンアプリの「My Card」の中から利用するカードを選択。スマートフォンのNFC機能を利用して、デフォルトのカードを利用することもできるが、Bluetooth接続を行い、ウェアラブルによる支払いを行うことも可能だ。

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支払いのカードを選択してからウェアラブルデバイスと接続

G&Dのプラットフォームサーバーでは、セキュアエレメントとウォレットアプリケーションとの接続を可能としている。また、G&DのTMS(Token Requestor and LifeCycle Management Service)では、VisaやMasterCard、American Express等のカードを利用して買い物する際にトークンを呼び出す機能を提供。現在、数多くのトークン・サービス・プロバイダー(Token Service Provider)が市場に存在するが、WS REST APIにより、各プロバイダーのデータへのアクセスが可能だ。

右からGiesecke&Devrient モバイル・セキュリティ エンタープライズ・セキュリティ&OEM ヘッド・オブ・ソリューション・アーキテクチャー Thorsten Roeske氏、モバイル・セキュリティ インターナショナル・セールス(アメリカ)エンタープライズ・セキュリティ&OEM シニア・セールス・エグゼクティブ Kristin Gringel氏

右からGiesecke&Devrient モバイル・セキュリティ エンタープライズ・セキュリティ&OEM ヘッド・オブ・ソリューション・アーキテクチャー Thorsten Roeske氏、モバイル・セキュリティ インターナショナル・セールス(アメリカ)エンタープライズ・セキュリティ&OEM シニア・セールス・エグゼクティブ Kristin Gringel氏


セキュアエレメントに加え、HCEにも対応
他のデジタルセキュリティベンダーに比べての強みとは?

また、セキュアエレメントに加え、クラウド上で機密データを管理する「HCE(Host Card Emulation:ホスト・カード・エミュレーション)」による管理にも対応している。世界では、他にも競合のデジタルセキュリティベンダーが複数存在するが、トークン・サービス・プロバイダーとのやり取りを行い、トークンを生成のリクエストを送信するトークンリクエスター(Token Requester)の機能を実装しているのは、G&Dならではの強みとなるそうだ。

昨今、腕時計、リストバンド、リングなど、ウェアラブルデバイスを利用した支払いに注目が集まっている。MWC2016の会場でも複数の企業がウェアラブルデバイスを利用したモバイル決済のデモを行っていた。

※取材は2016年2月22日~25日までスペイン・バルセロナで開催された「モバイル・ワールド・コングレス2016」にて

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