「今後の決済端末に求められる付加価値とは?」特集~(4)ネットアライブ

2010年9月6日9:00 

低価格で機能面も充実したモバイルPOSやNFC端末を販売
シー・オー・シーのCCT端末認定を取得予定
 

ネットアライブは台湾のCastles Technology社(台湾)と販売、開発でパートナーシップを締結。同社では安価でありながら、さまざまなアプリケーションを追加できる決済端末の開発・販売に力を入れている。 

NFCに対応したモバイルPOSを来年投入 

PCI PTSやEMVにも対応 

ネットアライブが来年投入予定の汎用型POS決済端末「VEGA5000」は、磁気ストライプカードリーダ、接触型ICカードリーダ、ISO/IEC14443 TypeA/B、Mifareに対応したNFCリーダ、4つの SAM(Secure Access Module) スロットを一体化したハンドセット型の EDC ターミナル。クレジット決済、ポイントの付与、クーポンの発行などさまざまなアプリケーションに対応しているのが特徴だ。 

「現在、シー・オー・シーさんと日本クレジットカード協会のCCT(Credit Center Terminal)端末の認証取得に向けて動いています。端末のコストは5万円程度を想定しており、年間で8,000台程度の販売を見込んでいます」(ネットアライブ 代表取締役 前田 一也氏) 

VEGA5000

組み込みのサーマルプリンタの印字は高速で静かなのが特徴だ。通信インタフェースはアナログモデム、LAN、Wi-Fi(無線 LAN)、CDMA(KDDI au網)、RS-232C、RS-485などから選択できる。そのほか、USB ポートや Micro SD カードの読み書きにも対応。認証に関しては、ペイメントカードの国際基準である「PCI PTS(旧PCI PED)」、「EMV Level1」「EMV Level2」を取得しており、安全で信頼性の問われるニーズに適合しているという。 

「今後、流通事業者などがPCI DSSやPA-DSSの認定を取得する際、弊社の端末を使えば今までコストアップの原因になっていたPOSとの連動部分を含めてつくり込みが容易になると思います」(前田氏) 

今年7月には決済代行事業者のゼウスと提携。ゼウス自身が実店舗や宅配業者などに向けアクワイアリング(加盟店開拓)を行う。 

同社では非接触のICカードリーダ「QPROX」の販売も展開。ISO/IEC 14443 TypeA/B、FeliCaに対応しMasterCard PayPassVISA payWave、JCB J/Speedyの認定も取得している。国内での展開についても「すでに複数のカード会社との話し合いが行われています」(前田氏)とのことだ。 

販促パッケージ「MerchantOne」を提供 

銀聯や各種電子マネーにも順次対応 

同社では各種決済システムやポイントサービスの導入支援から、集計・分析機能の提供までワンストップで実施する「MerchantOne(マーチャントワン)」のサービスを提供している。今後の予定としては中国の銀聯にも対応する方針だ。電子マネーは地域の交通系電子マネーに来年対応し、事業者への採用も決定。EdyiDにも順次対応する。 

QPROX

また、ポイントに関しては秋に大手ポイント事業者との接続を予定している。これにより、「POSレジがなくても、メジャーなポイントサービスを行うことができますので、地域振興にも役立つかと思います」と前田氏は自信を見せる。そのほか、各地域で使用するポイントシステムへの対応は自社で開発を行っており、カスタマイズが可能な点も同社の強みとなっている。

今後の導入計画としては、外資系家具メーカーの全国店舗の端末入れ替えを11月から行う。また、地下鉄カードを利用した店舗端末(来年4月目処)や飲食店、美容室などでのクレジット・ポイント端末、地域振興向けの「ICカード(おサイフケータイ)システム」などの引き合いがあるという。さらに同社ではtwitterのアカウントと連動してICカードでつぶやけるようになる「twitown(ツイタウン)」のサービスも提供している。

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