長崎県内関係離島市町、共通に使用できるプレミアム付き商品券「しまとく通貨」を電子化

2016年6月13日20:50

長崎県内関係離島市町(壱岐市、五島市、小値賀町、新上五島町、佐世保市宇久町)で組織するしま共通地域通貨発行委員会は、長崎県内関係離島市町で共通に使用できるプレミアム付き商品券「しまとく通貨」を電子化し、2016年10月より発行を開始すると発表した。

左からしまとくウォレット画面、電子スタンプでの精算(長崎県内関係離島市町のプレスリリース)

左からしまとくウォレット画面、電子スタンプでの精算(長崎県内関係離島市町のプレスリリース)

発行委員会は、離島の活性化を目的として2013年4月1日から「しまとく通貨」を発行し、平成25年度から平成27年度の3年間で、セット販売分、旅行商品分を合わせ計222万5,000セット、約104億円分を販売した。「しまとく通貨」は、1セット5,000円で1,000円分(2割)の特典が付くプレミアム商品券で、同通貨の発行により、北海道や茨城等日本全国から新たなツアーによる来島者の増加、閑散期であった年末・年始や冬場の来島者の増加、長崎県内の複数の島を巡るツアーの開発等が実現した。

今回の電子化により、利用者の利便性向上とともに、これまで発生していた金券の印刷・配送・保管等の直接コストと通貨運営に必要な加盟店での決済・精算全般に必要な事務作業等の間接コストを合わせて、少なくとも25%相当のコスト削減効果を見込んでいる。

電子化の基幹となるシステムは、J&Jギフトとギフティが共同で提供する電子地域通貨システム「Welcome ! STAMP(ウェルカム スタンプ)」を採択した。Welcome ! STAMPは、従来、紙もしくはカードで発行されていた各種地域通貨(プレミアム商品券等)を、紙やカードを使用せずに電子化し流通させる国内で初となる地域通貨のソリューションであり、「しまとく通貨」への導入が、第1号案件となる。

Welcome ! STAMPを導入し「しまとく通貨」を電子化した場合、地域通貨の発行元である発行委員会は、カードの発行費用や印刷代、配送代、精算業務等の事務コストの削減が可能となる。また、発行された電子地域通貨は、各利用加盟店で電子スタンプを用いて決済・精算することができ、利用加盟店の決済および精算時の業務負荷が軽減されるという。電子スタンプは、1スタンプあたり数千円程度となる。

また、利用者である来島者には、しまとくウォレットが発行され、専用のWEBページで地域通貨の管理と利用が可能となる。しまとくウォレットにチャージされた「しまとく通貨」は、スマートフォンや携帯電話(フィーチャーフォン)等の電子端末を媒体とし携行が可能となるため、地域通貨の紛失や置き忘れ等を防止できる。

なお、チャージされた「しまとく通貨」は、1,000円単位で利用可能だ。さらに、発行委員会は、電子地域通貨「しまとく通貨」を介して得たデータを利活用し、離島の観光情報の発信や観光客動向のマーケティングも実施する予定だ。

運用イメージ

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ペイメントナビ編集部

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