カード型の「iD」の強化とiD初プリペイドカードの展開ですそ野がさらに拡大(NTTドコモ)

2016年8月2日8:30

「チケットレストランタッチ」の発行で汎用性の高い電子マネーに

NTTドコモの後払い電子マネー「iD」がサービスを開始したのが2005年12月。開始から10年がたった今、再び会員数や端末の設置台数が伸びているという。2015年12月に始まったiD一体型のクレジットカード「dカード」の発行も順調である。さらに、2016年4月にはバークレーヴァウチャーズの電子食事カード「チケットレストランタッチ」でプリペイドに対応したサービスも開始された。

「dカード」の発行でiDの利便性が向上
iDの月間取扱高は過去最高を更新中

「iD」はドコモがシステムを運営し、ドコモと提携会社でサービスを提供している。開始当初は携帯電話に埋め込まれたFeliCaチップを使ったサービス「おさいふケータイ」を利用するための決済プラットフォームとして主に活用されていた。電子マネーが携帯電話と一体化することで利便性・携行性が向上。これが受けて、「おさいふケータイ」対応機種、契約数は順調に伸長するものの、時代はガラケーからスマートフォンへ。さらにドコモは、スマートフォンの中でもダントツの人気を誇る「iPhone」導入が最後発になったこともあり、他キャリアへの契約者流出が続き、シェアが縮小した。しかし、2016年3月現在ドコモの契約数は7,096万3,500件(前年比+136万1,900件)、シェア45%とトップに君臨している。

右からNTTドコモ スマートライフビジネス本部 金融ビジネス推進部 ビジネス戦略担当課長 貞祐 光氏、同部 iD企画担当課長 角田賢二氏、iD 企画担当 村本徹氏

右からNTTドコモ スマートライフビジネス本部 金融ビジネス推進部 ビジネス戦略担当課長 貞祐光氏、同部 iD企画担当課長 角田賢二氏、iD 企画担当 村本徹氏

従来iDはドコモの「おさいふケータイ」対応端末でしか利用できなかったが、2016年4月より「おさいふケータイ」に対応する一部のSIMフリー端末でもiDが利用できるようになった。現在「おさいふケータイ」に対応しているSIMフリースマートフォンにAndroid搭載のXperia J1 Compact、AQUOS SH-M02、arrows M02/RM02がある。

「iD」の利用イメージ

「iD」の利用イメージ

なお、iD対応のカードは、ドコモが発行する「dカード」だけではなく、三井住友カードiDをはじめiD機能を搭載した専用カードも発行されており、種類・発行枚数が増加。特に2015年にdポイントカード機能・iD搭載の「dカード」が発行されると、iDの利用者数は躍進。iDの会員数2,215万人、加盟店に設置されたカードリーダ61万台となっている(2016 年3 月現在)。

「d カードは2015 年12月に始まったdポイントクラブサービスに合わせdポイントカード機能を搭載し、従来のクレジットカードDCMXを改称したものです。クレジット機能はもちろん、すべてのカードにiDを搭載しており、キャッシュレス決済するたびにポイントが貯まるお得なカード。dポイント加盟店ではポイントカード提示によるポイントも貯まります。特にdポイント加盟店のローソン様では、おサイフケータイにdポイントとiDを設定することで、スマホをかざすだけでdポイントカードの提示によるポイントがその場で進呈され、さらに決済利用によるポイントが後日進呈されます。もちろんdカードでもかざすだけで同じようにポイントが貯まり、お支払いいただけます。CMなどで大々的にプロモーションしたことで、dカードの契約者数・利用が増え、おかげでiDの月間取扱高は10年間で最高値を更新しています」(NTTドコモ スマートライフビジネス本部 金融ビジネス推進部 ビジネス戦略担当課長 貞祐光氏)

「プリペイドカード&ギフトカードガイドブック」から一部抜粋

page toppagetop