セブン・カードサービス、グループ店舗への来店促進、「nanacoギフト」をオムニチャネル化推進ツールとして活用

2016年9月14日8:48

「nanaco」ブランドをギフト用に展開する「nanacoギフト」

セブン&アイグループの電子マネー「nanaco」。この電子マネーをギフトカードに展開した「nanacoギフト」は、NTTカードソリューションが提供する電子マネーギフトの商品ラインナップの1つとして2008年に誕生した。セブン-イレブン・ジャパンでは、2013年から「nanacoギフト」の店頭什器での販売を開始。リアル店舗への来店促進、「omni7(オムニセブン)」の利用促進を通じてグループ全体のオムニチャネルの推進につなげたい考えである。

電子マネー「nanaco」をギフトとして提供
2008年からNTTカードソリューションが法人向けに展開

セブン・カードサービスでは2007年より、プリペイド型の電子マネー「nanaco」の発行を開始した。「nanaco」は、2016年4月末時点で約4,652万件(内訳:カード:約4,164万件、モバイル:約379万件)が発行されており、月間利用件数は15,660万件となる(1日あたり:約522万件)。そしてこれと並んで、2008年から、ギフト用の「nanacoギフト」の販売が開始された。

「『nanacoギフト』はリアルでもネットでも使いやすい決済ツールです」(セブン・カードサービス 電子マネー開発部 企画開発担当課長代理 近田征紀氏)

「『nanacoギフト』はリアルでもネットでも使いやすい決済ツールです」(セブン・カードサービス 電子マネー開発部 企画開発担当課長代理 近田征紀氏)

「nanacoギフト」発行のきっかけは、「nanaco」にお金をチャージして贈りたい、金券によるギフトのような使い方をしたいという企業からのご要望です。「nanaco」は会員登録を経て発行される仕組みのため、そのままではギフト商材としては不向きであり、新たな商材を開発する必要があったのだ。

サービスの種類が増え、ブランドの露出が高まれば、一層「nanaco」の認知が進むというメリットがある。セブン・カードサービスはNTTカードソリューションに発行を許諾し、NTTカードソリューションが発行元となって「nanacoギフト」はスタートの運びとなった。

NTTカードソリューションでは「nanacoギフト」を、主に法人向けギフトとして訴求。利用法人は、NTTカードソリューションが発行するnanacoギフトIDを、メールで、あるいはカードなどに印字してエンドユーザーに届ける。キャンペーンの景品やアンケートの謝礼などとして、500円、1,000円の額面のものが多く利用されているという。

nanacoギフトID は、nanacoギフト決済対応しているオンラインゲームやECサイトでの支払いに使うことができる。また、「nanacoギフト」の額面を「nanaco」にチャージして、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート、西武・そごう、デニーズといったセブン&アイHLDGS.グループ各店や、全国約21万5,300店のnanaco加盟店で利用することもできる。

「nanacoギフト」

「nanacoギフト」


POSAを活用しグループでの販売・利用を促進
「omni7」などネットでの活用も強化

この「nanacoギフト」の売上・利用をより一層拡大するために、同社では2012年ごろから、セブン-イレブン・ジャパン、およびNTTカードソリューションを交え、セブン-イレブン店頭での販売についての検討を開始した。当時、POSA(InComm’s Fast Card Point-of-Sales Activation)を活用したギフトカード販売が広がりを見せていたことから、このシステム対応に着手。2013年8月より、全国のセブン-イレブン、イトーヨーカドーの各店舗で、POSAカードとして3,000円、5,000円、10,000円の「POSAnanacoギフトカード」の販売を開始している。同時にセブンネットショッピングでもnanacoギフト決済の取り扱いを開始した。2015年12月からはヨークベニマル、2016年6月からはヨークマートの店頭でも「POSAnanacoギフトカード」の取り扱いを開始している。

「プリペイドカード&ギフトカードガイドブック」から一部抜粋

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