南アでモバイル決済が失敗した理由(カードBizと僕の勝手気ままログ)

2016年10月11日9:00

2016年央、M-Pesaを運営するボーダコムは南アでのサービスを中止した。同じく、アフリカの通信キャリアMTNも、2016年9月中旬にモバイルマネーを中止すると発表した。

 

南アでなぜモバイル決済が失敗したのか。その理由は過度の規制と、消費者の不安を買ってしまったサービス提供者のハッスルぶりにある。

 

規制当局は、モバイル決済は銀行業にあたると判断。通信キャリアと銀行との協業を望んでいるが、通信キャリアは独自のモバイル決済を拡大したいという思惑がある。そのギャップが埋まらなかった。

 

もうひとつの理由、サービス提供者のハッスルぶりについていえば、モバイル決済を一気に普及させようと勇み足になってしまったのだ。

 

いずれもモバイルキャリアの独善が招いたものである。郷に入っては郷に従うべし。同じ新興国でも環境の違いを考えて参入しなければならない。

この記事の著者

日本カードビジネス研究会

日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則

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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。

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